電脳あれこれ

日々進化する電脳世界。気付いた範囲内で不定期に考察していきたいと思います。

電脳世界の進化を見つめるブログへようこそ

小さいPCには惹かれません

 昨日のアンケートですが、早速投票してくださった方がいらして嬉しい限りですm(__)m
 現在のところこんな集計結果になっているようです。
 それに合わせて来訪者数も3倍になっています(^-^;。ありがたやありがたや(-人-)。

 さて、続けて自作のお話をしたいと思います。
 ここ数年の私の自作道は、ブームにもなっているMini-ITXで組んだ回数が、ミドルタワーATXのそれを圧倒的に上回ったのですけど、意外と融通が効かないというか、幅が狭まるんですよね。まずTDPが低いCPUしか選べないですし、ケースの制約によって3.5インチのストレージはおろか、オプティカルドライブも搭載できないこともあるという拡張性の低さに凹みます。
 普通なら、組んだ後も中身を多少変更して生き残りを図るんですけど、Mini-ITXだとそんな気が起きません。というかできません。配線のゴチャゴチャ感を体験してしまうと、奇跡的にサイドパネル等が閉じたこともあって、もはやパンドラの箱状態です。

 でもMini-ITXがもてはやされている理由はやはりそれなりにあって、省電力とか静音とか省スペースとか現代人のニーズに合っているからこそなのでしょう。かくいう私も、30台以上のPCを稼働させていたときは30Aでありながら月の電気代が2万円を軽くオーバーしていたために、さすがにメインマシンをMini-ITXに移さざるを得なかったという経緯もありますし。
 まぁエンコやらゲームやらには向かないマシンにはなってしまいますが、ブラウジング等にしか使わないのであれば何の問題もありません。小さいことはいいことだとの認識は何やら共通のようですので、今後も廃れることはなさそうですね。

 そう言えば、数年前からスティックPCなるものも販売されていまして、至極好調らしいですね。私は中身がいじれないものは買わない主義なので手を出していませんが、最近はストレージ容量もスマホ並になって随分使い勝手がよくなってきたようです。まぁそれでも買いませんけど。これでMSオフィスを使おうという意味が分かりません。いくら持ち運びしやすいと言っても、結局マウスもキーボードも別に持つ必要がありますし。脳波マウスとスクリーンキーボードが完全に実用化されたらスティックPCの存在は意義深いと思いますけど。ってか、それ以前に脳波マウスにPC機能が実装されるような気がします。
 だいたいストレージはeMMCなのでHDDよりは高速であるものの、SSDのような快適さは求めるのが酷というものです。ひと昔前に比べるとラインナップも充実したなぁという印象があるので、容量や性能等で自分に合ったものを選べば幸せになれるような気がしますね。
 1万円を切ってだいぶお買い得に思えても、個人的にはまだ価格が高いと思います。何度でも書きますが、画面が付いたAndroidタブレットが1万円台で買える時代ですから、Windows含めて5~6000円でないと爆発的には売れないでしょうね。あとは、OSを自由に選べるようにしてくれると嬉しいですね。使い道が広がる予感がします。サーバならマウスもキーボードも必要ないので、唯一のUSB3.0に大容量HDDを繋いでホームサーバにすれば月々の電気代に相当貢献しそうです。

 あくまで夢物語と笑ってくださってけっこうですが、スティックタイプのPCをAppleが販売したら世界中でヒットするような気がするんですよ。「iStick」は外付けストレージじゃなくてこっちの名称に取っておくべきだったんじゃないですかねぇw とりあえず、「アップル スティック」で検索すると「ラグノオ」が最上位に来る事態から早く脱却しないとでしょ(^-^;。

自作PCで重視するパーツについてのアンケート

 そんなものを作ってみました。ご協力いただければ幸いですm(__)m

 私はこれまでに15年に渡り40台近くの自作PCを組んできましたが、その時によって重視するパーツが違いました。まぁそれを言ったらアンケートの意味が無いので(^-^;、「組む前に構成を考える際に何を一番最初に決めるか」という点でお応えいただければと思います。

 実際のところ、私の場合はPCケースを選んでから組み始めることが一番多かったように記憶しています。ネットで眺めるのもケースの新製品記事やレビューでした。
 例えば、Mini-ATXでありながら拡張性が高くてATX電源も載せられてしかも省スペース&静音なんてケースが発売されると間違いなく飛びついてましたね。その後にプラットフォームを決め、徐々に構成を固めていきました。
 
 そんな感じで、「第一にこれを決めて次は何」というコメントがあればそれもお教えいただけると嬉しいです。
 よろしくお願いいたします(^-^)。



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格安スマホについて考えてみる

 これまで何の興味も示さなかった大手3社以外の格安スマホというやつに最近揺れ動いています。

 私はドコモでiPhoneを、ソフトバンクでAndroidを所有しています。本当はauも買おうかと思ったのですが、猛反対されたという経緯がありまして…。

 いつも本体は一括で購入するので、月々のお支払いは2つ合わせても1万円です。購入後1ヶ月経つ前に速攻で余分なサービス(1ヶ月無料お試し系)はすべて解約します。買った時は、「同キャリア内通話無料と7GB」というプランだったのですが、2年後には「カケホ&2GB」というプランのほうが安くなっていたのでそれに変更済み。おかげで、2年分の値引きが無くなっても月々の支払額は少し上乗せされた程度で済みます。

 2GBという容量は不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、外出先でバンバンLTEに繋いで動画を見たりしない限りそうそう使い果たせる容量ではないと思います。最近はどこへ行ってもフリーWi-Fiがありますし、少なくとも私の使い方では5GBも必要ありません。
 私のこれまでの通信状況を振り返ると、多い月でも700MBくらいでした。2台持ちだと、交互にテザリングをするという荒業が可能で、1台ぶんの容量をうまくコントロールできます。外出先でもタブレットを使ったりしているのですが、いつも〆10日前くらいに「やっぱり使い切れないなこれ」と思うのです。まぁ、2台合わせると実質的には1.4GB程度使っているということになりますが、それでも2GBで余裕でしょう。

 それなら、データSIMのみの格安スマホ(通話は必要ありません)を1台追加するのもアリなんじゃないかと思い、いろいろと調べているのです。機種代も含め、通話SIMで月々2000円台というプランが各社ずらりと並んでいますから、これならば入手可能です。
 機種だけ見ると、Y!mobileか楽天モバイルがいい感じですけど、Y!mobileは3年目に料金が上がるという落とし穴がありまして敬遠してしまいます。プラン的にも安さを追求できる楽天モバイルが第一選択肢になりますかね。しかし、欲しい物という視点で探すと、液晶は1920*1080以上でなければならないし、メモリも最低で2GB必要という条件をクリアできるものはやはり高価でして、「妥協」か「満足」かの二者択一を迫られているわけですよ。
 安物買いで多大な銭を失ってきたこれまでの経験から、結局はZenFone2になりそうな勢いですけど、これ、Atomなんですよね~(´Д`)。それで一番安くて月々2376円+税はちょっと購買意欲が下がります。別にintel入ってる自体に抵抗は無いんですが、人柱道としては使ったことのないCPUにしたいという願望があるんですよ。
 安さだけ求めるとLiquidZ330が3.1GBプランで月々1440円+税という破格の安さになるのですが、スペックがショボ過ぎますし、これはさすがに無いですね。
 んじゃ躍進目覚ましいHUAWEIかと聞かれると、これもイマイチな気がします。中華製品に悪いイメージしか持てないのは一部のksみたいなメーカーのせいだと分かっていても、やはりメイドインチャイナを買うというのは未だにキヨミズダイブなのです。
 なんかよくよく考えたら有機ELのarrows RM02しか残らない気がしますけど、これ、1280*720なんですよねぇ…。

 このあといろいろと検討を重ねて最終的にどれかは購入する予定ですけど、格安スマホが素晴らしいのは24ヶ月以降の月額料金がとんでもなく安くなるということです。機種代金込みで2000円台なわけですからね。それも考えた上での今日の記事でした。

iOS10とiPhone7ですか…

 巷ではiOS10とiPhone7の話題がまことしやかに流れていますが、モックアップが流出しているところを見るとあながち嘘リークではないような気がします。

 まずiOS10ですが、これまでのアップデートが毎年6月の第一月曜か第二月曜に発表になっていたことを考えると、今年の6月に発表されるのは間違いないかと思います。6月6日か13日かという感じですかね。
 そしてiPhone7ですけど、9月ではないかという説が有力のようです。何やらイヤホンジャックが廃止されるとか、ホームボタンが無くなるとかの噂がありますが、真相は闇の中です。話題のデュアルカメラについては7Plusに装備か?というような話ですね。

 おっさんになってくると「ついこないだ6sが出たばかりじゃないの?」と考えてしまうのですが、世界的なシェアから見るとAppleは精力的にがんばる必要があるということなのでしょう。目指しているのは1位なんでしょうね。

 さて、こんな動画がありましたので貼っておきます。本当に実現するのか甚だ懐疑的にならざるを得ませんが、夢があっていいじゃないですか。  


 う~む、魅力的ですね、iPhone7とiOS10。
 iPhone6達を華麗に見送ってきた人間としては、いよいよ財布の紐を緩めるときが来たかという感じです。

 私のiPhone5sは未だにiOS7なので、今回の9.2.1で重い腰を上げることにしました。9のシェアが75%と言われると、いかにマイノリティ大好きな私としてもさすがに焦ります。セキュリティ面の教科や速度の改善等が見込めるらしいので、近々アプデかける予定です。古いバージョンのAndroidと違って、別にiOS7でも何の不満も無いのですが、インストール領域が8より少なくても済むことと、速度が上がることについては魅力を感じますから。

 どうも3月にiPhone5seが発表されるというニュースもありまして、4インチの使いやすさになれた身としては食指が動きそうになるのを堪える必要が出てきそうです。今時の大型スマートフォンはポケットに入らないのですよ。
 うちのiPhone5sは買ってから2年ちょっと経過したので、さすがにそろそろ買い替えを検討しなきゃなとは考えています。機種変更した後はSIMだけ購入して安いキャリアで引き続き使う予定です。同時期・同価格帯のAndroid端末よりかなり速いですし、捨てたり売ったりというのはちょっと考えづらいですね。

 ということで、いよいよ時期が近くなって具体的なあれこれも流れ始めていることですし、今後もニュースはこまめにチェックしていかなければなりませんね。 

サイバー犯罪は中・高生まで手を染める時代ですか

 衝撃のニュースだとは思いますけど、今に始まったことではなく、誰でも手軽にネット環境が手に入れられるようになってからは、年齢問わずこの類の事件が世間を賑わしています。

産経ニュース
時計3点を2600万円で落札! 高1男子、アカウント不正取得容疑 1800人分か

スポニチ
アカウント不正取得容疑 高1男子、1800人分か

ライブドアニュース
ウィルスに感染させIDなど不正取得した容疑 高校1年生を書類送検

 どのニュースサイトも似たような記事の中身で、詳細については捜査が進んでからということになるのでしょうか。いずれにしても、これが高校一年生の仕業というところに脅威を感じる方も多いのではないでしょうか。
 仮想通貨が5万円分あったとのことですが、これも人のアカウントから入手したものなのでしょうか。もしそうなら、5万円で済んでよかったと考えるべきかもしれませんね。もちろん金額の大小の問題ではありませんけど、犯罪に手を染めることで簡単にお金が手に入るという悪い見本は、これまでにも数限りない模倣犯を呼び起こしてきましたから。1800人分で5万円かよと思わせておいたほうがいいのかもしれませんよ。
 少年は「他人のパソコンを操作することに興味があった」と供述しているのですが、仮にこの少年に罪の意識が無く、単に興味のみでここまでのアカウント不正取得をしていたとすれば、ちょっと救われませんね。その興味を実現可能にする術があったということも問題なのかもしれませんけど、近年のバカッター然り、犯罪を犯罪と思わなくなって来ている若い世代が殊更多いように感じます。

 似たような事件と言えば、兵庫県では高校二年生男子がウィルスを自身のパソコンに保管していたとして書類送検されるニュースも報じられています。この少年が「憧れた」とされるハッカーがアノニマス。ハッカー軍団でありながら意外にも世間からの評価は高く、ヒーローであるかのような書かれっぷりをしているサイトや、いかにも彼らをモデルにしたであろうという似たような物語が作られていることから、少年が憧れたのも分からないではないですが、合法とは呼べない手口なのも確かですからね。少なくともそれを自分が持っていることが犯罪であるとは認識できなかったのでしょう。このウィルスについては、昨年だったか、中学生も相次いで書類送検されていますね。
 近年の若年層のサイバー犯罪の例は後を絶たず、不正アクセス禁止法違反で逮捕された人間の中で最も多かったのが14~19歳だったというデータもあるほどです。詳しくは、読売オンラインの記事を参照なさってください。なんとも言えない苦々しさを感じてしまいます。

 かねてから「インターネットの世界は犯罪者だらけ」という説をあたかも正論のように振りかざす見識者というのを目にしてきました。彼らは「現代の子どもにそれを教えてサイバー時代の護身術を身に付けさせるべき」と言うのですが、逆に「犯罪者だらけなら自分もその中に紛れてもバレない」と考える子どもがいても不思議ではないだろうと反論してきたのです。
 まずはサイバー犯罪ができない仕組みの確立に向けて可及的速やかに対応すべきだと思います。そしてその一方で、こういったニュースは可能な限り大々的に取り上げ、どういったケースが犯罪となるのかを世間に認知させるという抑止力を担うのがマスメディアの役割でしょう。

 誰だって、防護服に身を包んで街中を歩きたいとは思いません。インターネットの世界であってもそれは同じことではないでしょうか。

機種変更後の端末、どうしてますか

 下取りサービス等もあって非常に悩ましいのですが、私はすべて手元に置いています。
 正直、2年使った物でも、人気機種ならリサイクルショップで(キャリアの下取り値引きサービスよりも)高く買い取ってもらえることもあります。しかし、Wi-Fiオンリーでもそれなりに使えますし、音楽プレイヤーとしても重宝しますし、あって困ることはないという理由から私の家には過去のケータイやらスマホやらが積もっていくのです。まぁ実際は半年もいじり倒すともう使わなくなるので無駄以外の何物でもないんですけどorz

 そうして昔のAndroid端末を使っていると、EOLとなったモデルに対するメーカー側のアプデ配信がパッタリと止むことに気付きます。大手キャリアが扱っているスマートフォンはほぼそんな感じですね。中にはがんばっているメーカーもありますが、やはりキャリアデバイスのアプデ認証は(障壁が多く)大変だという話なので、生産終了の機種にまで手が回らないのでしょう。
 そこがWindowsとの一番の違いであり、昔の端末が死んでいく理由でもあります。先日の耐用年数の記事で書いたように、ユーザーの努力(とお金w)で生き存えることが可能なパソコンが多いのに対し、Android端末はアプデが降りてこないと使えるアプリが減っていくという末路を辿ってしまうわけですね。その点、Apple製品はiOSのアプデのみで対応できる可能性が高いので、ライフがゼロになるまでの期間は長いと思います。

 そこでふと思ったのですが、結局のところスマートフォンやタブレットのチップセット及び構成パーツがバラバラな点がGoogle様の認証を面倒にしている理由ですから、これをパソコンパーツ同様にある程度の型を決めて作っちゃう&頒布しちゃうベンダーが現れたらいいと思うのですよ。極端な話、自分でもそれらのパーツを寄せ集めればスマートフォンの自作が可能…みたいな感じで。そしたら現状のような差異は生じないので、ユーザーが自由にAndroidをアップデートできるようになるんじゃないかなと思います。

 実は、完全に死んだタブレットをバラしたことがことがあるんですが、各パーツがほぼ直付けなんですよね。当然CPUもチップセットに直接載っています。
 これですから端末毎に異なるチップセットを開発する必要があり、結果、小さい端末ほど金額がお高いという不条理に繋がってしまうのです。
 「STX」とかいうマザーの規格を策定して、あとはCPU毎に自由に載せ換えできるソケットを開発すれば自由度が高くなると思うんですけど、それはやはり素人考えなのでしょうか。仕組みはパソコンと同じなんだからできないことは無いはずなんですけどねぇ…。

 容易に昔の端末を捨てられない理由は、買った時の価格にもあります。タブレットが2万~3万程度で買えるのに、スマートフォンが8万とか9万っておかしいと思いませんか?思いますよね?
 その中には、ガラケー時代からの名残で、各々のベンダーがオリジナリティを出さねばならぬ故の独自のマザー開発費用が含まれているのでしょう? それが一番お高いのでしょう?クルマで言うところのエンジンと同じ仕組みですよね。

 んまぁ、昔の端末からパーツを取り出したところで現代で活躍できる高性能のスマートフォンが作り直せるとは思いませんが、中身もカスタマイズしたいというのは自作erなら誰しもが望むところでしょうよ。
 …んふふ、そこのあーた、もうどこかで誰かがやってるんじゃないのとか思いましたね?そうなんです。早いところ販売してほしいと熱望するこの仕組みが動いているんですよ。それが「Project Ara」です。残念ながら延期に次ぐ延期で年内も怪しいのですが、一番ユーザーのことを考えていたのはGoogleという事実でした。他のメーカーは利益のことしか考えてないというのがよく分かるニュースですよね。

 さて、毎度のことながらタイトルと記事内容に大きな隔たりがありますね(^-^;。結論としては、私のように過去の端末をいくつもストックしておくと、どれがどの充電ケーブルなのか分からなくなって大変なことになりますので、使わないなら下取りに出しちゃったほうがお得ですよということになりますorz

 なお、この記事の真意が大文字ボールドにした部分にあるというのは自明の理ですねw。

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パソコンの自作に役立つ機器

 正確には自作後と言ったほうがいいのでしょうか、私が購入していつも使っている機器について解説していきたいと思います。
 なお、一番安い価格を調べて販売店の商品ページのリンクを貼っておきます。「欲しい」という方はぜひご覧になってみてくださいね。あ、これはあくまで商品リンクでして、画像ではありませんよw。昔はAmazonがこういった機器も安かったんですけど、最近はそうでもないんですよね…。

 まずは、サイドパネルを閉める前の動作チェックに役立つ機器を。

 「CPUクーラーがしっかり接地しているか確かめたい」とか、「エアフローができているかグラボやチップの温度を調べたい」という際にとっても便利な「非接触型温度計」を紹介します。一応BIOSとか各種ツールからでも調べられるんですけど、突然起動時に落ちたりするのは熱暴走が関係していることが多いので、それを調査するためにも温度のチェックは必須です。

 これを買う以前は、実際に触って「熱いな」という曖昧なチェック方法を取り入れていたわけです。CPUクーラーの取り付けミス(自作道初期はフィルムを剥がさないで取り付けたこともありました…)等が理由の場合には、下手すりゃ80度とかになって火傷の危険もあるので、導入するに至ったのです。

 基本的に非接触型温度計は業務用ですので、製品を探せばピンキリなんですけど、価格と性能のバランスを見ていくとこれが一番いいかなと思います。レーザー光でどこを測っているかも視認できますし、手の届かない場所も測定できるので非常に便利。オリジナルファンのグラボは大抵相当な熱量ですので、ファンを換装したあとに温度比較もできましたね。

 例えアクリルのサイドパネルであっても、閉めずに測定することをおすすめします。何度も書いている通り、熱は機械の大敵ですので、正確にチェックできる機器を使うべきだと思います。

 用途はパソコン以外にもありまして、夏の車のボンネットやハンドルの温度を測ったり、エアコン稼働時に部屋の各所の温度を比較したりといった使用法もできます。かなり使える場面が多い製品だと思いますね。

  次に、現代の省エネブームに関連する機器を。

 私は主にOCCTや3DMarkを走らせて最大電力量を測っているのですが、アイドル時と最大時の消費電力ってけっこうな差がありまして、近年の省エネ志向のCPUでも、最大時はすごいことになったりします。それを計測できるのがワットチェッカーです。ゲーム用にグラボを載せているマシンだとかなり高めになってショックを受けたりもしますね。

 システム全体でアイドル時が30W程度だとかなりの省電力マシンです。グラフィック機能内蔵のCPUなら最大時でも70Wあたりになるでしょう。最近のCPUのTDPは昔に比べると真実味があります。
 HDDはスピンアップ時に大きな電気を喰うので、やはり電力面でもSSDが有利です。発熱も減らせるため、ファンの数自体にも影響してきますね。省スペースのマシンならSSDは必須でしょう。
 意外に電気喰いなのが電源。80Plus以上を取得していない安物の電源は、それ自体が電気を消費しているので全体の使用料に上乗せされてしまいます。電気を使っているということは、同時に発熱もしているということなので、全体的に見れば安物電源は選ぶべきではないと言えるでしょう。私の経験では、無印と80Plus Platinumで20Wほどの差が出たこともありました。電源にはお金をかけましょう。

 ということで、ワットチェッカーはけっこうな種類が出ているのですが、機能が豊富なサンワサプライのこの機種を推奨します。もちろん、汎用性が高いので、パソコン以外にも家電全般(エアコン等の3Pプラグを除く)に使えます。昔、職場にあった52型の液晶テレビを測ったら240Wとかでビックリしましたね。今の薄い液晶モニタなら23インチでも20Wに届かないと思いますよ。省エネを考えるならこれでいろいろ測って比べてみてはいかがでしょうか。

 最後は騒音計を紹介します。

 サーバ機などは冷却が重視されているので、デフォルトのファンの音が物凄いこともあります。また、海外製の安いPCケースはコスト削減のために名も無きメーカーのファンを標準で付けていて、それがとんでもない風切り音だったりすることもあります。
 「うるさいなぁ」と思っていても、それはあくまで感覚的なものですから、やはり数値で知りたいところ。そこで、サウンドレベルメーターというものが今は格安で手に入るので、自作後の初期稼働時には騒音レベルをチェックしています。

 値段は非常に安いですがけっこう感度が高く、対象物からの距離によって差異が生じます。人の耳とは少し違うようですから、私が計測する際には「フロントパネル最上部から10cm」と決めていますね。
 もちろん、レベルによって単純に「うるさい」「静か」という比較が可能なのですけど、ファンの風切り音というのは個人の感受性による部分も大きく、50dBだったとしてもうるさく感じないファンノイズがあるのも確かです。私のこれまで自作した&購入したパソコン全台を計測したところ、そういった違いを考慮に入れても、だいたい30dB以下なら静音マシンと呼んでもいいと感じました。

 ちなみに、普通に生活していて0dBというのはあり得ないので、それが出ないような機種を選択したところ、これが浮上しまして、購入の決め手になったというわけです。

 自作道にどっぷり浸かっている方も、そうでない方も、ぜひこういった機器を自作に、そして生活に役立ててみてはいかがかなと思います。 

割とどうでもいい小ネタ

 Androidの裏ワザなんてのは随分と昔からあって、むしろ知らない人のほうが少ないと思われるテクが堂々と「隠しコマンド」とか銘打たれて記事になっていますね。別に隠してないじゃん…みたいな話です。
 これは「イースターエッグ」と呼ばれていて、古くはパソコン用のソフトやOS等にも仕込まれていました。Windows98のイースターエッグが発見されたときはちょっとしたお祭りになった記憶があります。正直「スタッフロールかよ」という落胆のほうが大きかったのですけど(^-^;、こうした遊び心は歓迎すべきものだと思います。

 有名なのは「設定」→「端末情報(タブレット情報)」→「Androidバージョン」と順に開いて、3回素早くタップすると、何やら楽しいことが起きるというものです。
 うちの端末はAndroid4.1から6.0まで多数取り揃えているので、比較ができるんですよ。ちなみに、コードネームが変わったときに新たに仕込まれるので、5.0にしたときも6.0にしたときも一番最初にやりましたw。
 なお、Android4.0以前の機種は既に手元に無いので、「それも知りたい」という方は検索してみてください。
 ついでに、断固として画像は貼りませんのでw、想像を膨らませてくださいね。

Android 4.2、4.3
豆が出てくる。タップすると角が生えて笑う。Androidのバージョンが表示される。長押しすると豆がたくさんでてくる。スワイプで画面の外へと飛ばせるが、ただそれだけ。ものすごいスピードで画面外に消えたときはちょっと気持ちイイw。

Android 4.4
「K」の文字が出てくる。タップすると回転する。なおもしつこくタップすると画面が赤くなり、チョコレートの「KitKat」のロゴ部分が「Android」になった絵とバージョンが表示される。これを長押しするとタイルが大量に出てくるので、タップして入れ替えたりできるようだ。終わりがあるのかは不明。

Android 5.0、5.1
飴玉が出てくる。一度タップすると大きくなって棒が刺さり「lollipop」のロゴが入る。飴の色はタップするたびに変化。ロゴの部分を長押しするとゲームがスタートする。ドロイドくんをタップで跳ねさせて飴の間をくぐり抜けさせるルールらしい。相当に難易度は高い。まずクリアできない…。

Android 6.0
おそらくマシュマロの「M」という字であろうロゴっぽいものが出てくる。一度タップすると角が生えるが笑いはしない。長押しすると5.xと同じゲームがスタートする。くぐり抜けるのはマシュマロの間になっているが、スタート前にカウントダウンが出て、タップする場所によって軌道に変化が生じているのかいないのか分からないけどそんな印が出るようになった。難易度は変わらず。1時間やって最高スコアは「3」w。

 他にも隠しコマンドやら裏ワザやらはたくさんあるようなので、人に自慢したいとか合コンでモテたいとかいう邪な目的がある方は調べてみたらいいと思いますw。
 イースターエッグに関しては、あくまで開発スタッフの遊び心がもたらしたオマケなので、過度に期待するのもどうかと思いますね。それよりは、実用的な「開発者向けオプション」とかを積極的に使って高速化を図ったほうが何かと幸せでしょう。
 Android4.4で登場したランタイムのARTは、Dalvikに比べて圧倒的に高速だったので重宝しましたね。現在お持ちの端末がKitKatだという方はぜひ試してみてください。再起動後にアプリすべてについて最適化をするのでけっこうな時間はかかりますが、やって損は無いと思います。「動作が不安定になる云々」の警告が表示されても、人柱魂でGo!Go!ですよw。

環境移行ってメンドクサイ…

 LINEの引き継ぎ方法が変更になったとアナウンスがありました。詳細はこちらです。

 これまでのPINコードが使われなくなり、多少ばかり面倒になった印象です。過去の機種を下取りに出してしまったときは厄介なことになりそうですので(「24時間以内」という制限があるため)、しっかりと読んで対応する必要がありますね。
 引き継がれる情報と引き継がれない情報については公式のページ下部に記載されていますので、ご参照ください。「過去のトーク内容なんて要らない」という人は少ないでしょうから、粗方この作業をすることになると思います。 

 何やら例の芸能人の問題が発端となったなんて噂も流れてますけど、だいたいにしてネットセキュリティなんて時が経てば脆くなるのは必然ですから、個人的にはその線は薄いかなと考えています。以前から似たような事件はありましたし。
 別に機種変更に伴う各アプリの引き継ぎは今に始まった問題ではありませんので、騒ぎ立てるほどのものでもないのですけど、多少時期が悪かったかなと思います。何も契機が無ければここまでニュースにもならなかったでしょうし。ユーザー数が膨大なアプリの宿命なんですかね。

 実は私は携帯電話に関してもパソコンの環境に関しても、まるごと移行という作業をしたことがありません。それこそ昔のガラケーなんて電話帳のコピーだけで良かったですし。
 …えーと、ガラケーという呼称は差別用語だなんていう意味不明な議論を声高にする風潮が一時期ありましたが、その文言を使う側と聞く側の問題なだけだと思いますね。フィーチャーフォンという言葉を定着させられなかったキャリアサイドが悪かったのではなく、そもそも日本人がこのテの分別とか棲み分けとかが大好きな人種というだけではないですかね。「人と同じ」とか「人と違う」とかに重きを置き過ぎかと。「○○女子」とか「○○男子」とかのカテゴライズ然り。私からすると、そんなことどうだっていいのにと思ってしまいます。

 閑話休題。

 常々、パソコンの環境移行って死ぬほど面倒だという固定観念を持っています。「何もかも同じにする必要性がどこにあるのだろう」という根源的な疑問を抱いているためです。

 必要なのはブラウザとIME辞書の引き継ぎくらいで、その他についてはまったくもって移行作業に含めたことはありません。ほぼ無料のソフトウェアしか使わないですし、それらは新たに入れ直してカスタマイズしてましたね。それも、メインのマシンについてだけです。当然メインは1台だけなので、やろうと思えばできる作業量なんでしょうけど、前述の通り同じにする必要は無いと考えているので、極めて最小限に留めてきましたね。

 プロバイダメールは、突然メインのマシンが飛んだ時のことを考えると不安なので、3台ほどに同一アカウントを入れています。Webメールのアカウントはさっき数えたら40弱ありましたから(^-^;、どれも重要な物ではないですね。このプロバイダメールが入っているもの(いつも受信するPC)が私の中でメインと定義付けられているので、これまでの移行回数はおそらく二桁を優に超えています。移行する度にまったく別のマシンという感じでしたよ。
 そこまでの回数を重ねてきても、やっぱり環境移行は面倒だなぁと感じてしまうのです。

 ところが、スマートフォンやタブレットの環境移行はそんなわけにもいきません。1台でほぼ全ての個人情報を賄っているようなものですからね。まるごと移行させる必要があるわけです。初めて買った時は一から全部自分で設定したはずなのに、機種変更に伴う環境移行はどうしてこうも面倒なのでしょう。

 ワンタッチでポンとすべて移行できる仕組みが早く開発されないかなと思います。技術的に容易ではないでしょうけど、ニーズは世界中に広がっているはずではないでしょうか。または、ハードウェア自体が自動アップデートされて常に時代の最先端で在り続けられる端末の開発でも可。
 そんな科学の進歩が現実のものとなれば、同時にLINEだのFacebookだのの引き継ぎとは無縁になるでしょうし、こんな記事も過去の遺物へと昇華するんですけどねぇ。

 …大手キャリアの店頭で、機種変更の際のデータ移行でさえ軽く30分もかかるような現代じゃ、そんな技術革新を期待するほうが無謀なんですかねorz 

パソコンの耐用年数ってどれくらい?

 「耐用年数」と言うと減価償却に用いられる用語ですけど、別の言葉が見つからなかったので、あえて「どれくらい使えるものなのか」という意味で使いました。万が一、確定申告関連の検索でこちらに飛ばれてしまった方がいらしたらご期待には添えませんので。申し訳ありませんm(__)m

 えぇと、私が現在使っている中で最も古いパソコンはPC9821Cs2 model S3というもので、記憶が曖昧ですが、平成5年に購入したと思います。22年以上動いてますね。Windows3.1は早々に消して98DOS6.2だけで動かしてますが、今でも問題なく起動できます。主な用途としては過去ログを引っ張り出すときに起動する程度ですけど。
 まぁまったく問題が無かったわけでもなくて、15年くらい経ったところでHDDが不調になり、仕事用で購入してまったく同じシステム構成を組んでいたXa13のHDDとまるごと交換した経緯があります。環境ファイルを書き換えただけで普通に起動したのでラッキーでした。しかしCD-ROM用のドライバが見当たらなかったために読み込みは不可能になっています。昔の98ってこういうことができたんですよね。

 この事例はあくまで特殊ですので(^-^;、現在のWindowsパソコンがどれくらいの年数現役でいられるのかというのを考えてみたいと思います。

 CPUについては、1クール毎にクロック性能の向上はあるものの、アーキテクチャ自体の大きな変化のサイクルは3~5年程度でしょう。つまり、プラットフォームが変わることによって、マザーボードと使えるメモリも必然的に変更になってしまうということです。
 ではすなわち、CPUが大幅に新しくなったときがパソコンの寿命なのかと言えば、まったくそんなことはありません。ハードウェア云々より、OSに関わって「古い」と言われる場合のほうが多いでしょう。一般人はパソコンの中身なんて興味も無いでしょうし(^-^;。
 正直なところ、Vistaが入らなくてXPで止まったままにパソコンにも、7や8は導入できます。メモリの使い方の問題です。10はまったく食指が動かず触ったことがないので分かりませんけど、低スペックのタブレットなんかにも入るくらいなので大丈夫だと思います。
 Windows7のシステム要件を見ると、「1GHzのCPU」「1GBのRAM」「16GBのHDD」があれば導入は可能となっています。7の販売前に人柱さんに無償で配られた試用版をどうでもいいパソコンに入れ、あえてクロックを1GHzまで下げ、メモリもシングルの1GBにして使ったことがありますけど、最小限と謳う割にはVistaよりも使い心地が良かった記憶がありますね。快適とまではいかなくても、十分に闘えるでしょう。
 Windows7の発売は2009年10月でしたから、つまりそれ以前のパソコンでも現役続行が可能ということになりますね。具体的には、2006年頃からのパソコンであれば、構成次第ではインストールできるかもしれないということです。ドライバが提供されていないとちょっと厳しい上、32bit版OS限定になってしまいますが。
 もっとも、7のメインストリームサポートは1年前に終了していますので、あと4年の延長サポートを残すのみとなっています。このことについては、現在も7の愛好家で8や10なんてまったく使う気が起きない私のような読者諸氏にもぜひお伝えしたく、心苦しさを隠してやむ無く記述しました(^-^;。

 ここまでで、約10年間はイケるという結論が導き出されつつありますが、10年前のハードウェアをそのまま使っていてはまさに猫に小判。ハード面と財政面がクリアされたら、少しでも高スペックの物に換装するのが賢いといえるでしょう。
 特に考えてほしいのは、SSDの導入です。昔のSATA2しか無いマザーボードでも、起動用のSSDを繋ぐことはできます。シーケンシャルの転送速度だけを見ると、プラッタ容量が小さい過去のHDDは70MB/sが関の山。SATA2の理論値限界である375MB/sを、SSDのRAID0ならあっさりと超えることが可能ですので、明らかに体感速度が変わります。RAIDの話が出たので補足しておきますが、チップセットによってはRAIDが組めなかったり、SSDの公称値にまったく近付けなかったりすることが往々にしてあります。さらに蛇足で、私の経験上、SATAケーブルを交換したところで速度には何の変化も生じません。要は南橋がボトルネックになってしまうのです。

 話を戻しまして、私がPC9821Cs2を現在も使っている理由は「DOSが動くマシンがこれしかないから」です。ここまで長々と解説してきておいて、それを根底から覆すようで申し訳ありませんが、そういう特別な事情が無い限り、昔のパソコンをいつまでも使うメリットは少ないということです。古いハードウェアのままで現役のOSを動かすのはチャレンジャースピリットが多分に介入しますよね。なぜなら、上記のようにOSを買って、SSDも買って、さらにメモリも増設…なんてことになったら、普通にローエンドのパソコンが買える額になってしまいますので。結論としては、使おうと思えば10年選手も可能ですよと。10年前のパソコンも今でも使えるでしょうし、今買ったパソコンを10年後まで使い続けることも不可能ではないでしょう。でも、パソコンと女性は若いほうが良いのでw、許されるならそっちを選びたいものです。

 さて、最後に一応減価償却についても書いておきますかね。パソコンは法定耐用年数が4年と定められています。対してソフトウェアは5年です。
 実際、5~6万円で買ったパソコンを4年も使えたら御の字だと思いますよ。私はPC9821Cs2を当時42万で買ってますので、22年使って当然なのですw。
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