たまに価格コムトレンドサーチのデータ速報をチェックするのですが、専らカテゴリはパソコン関連。
 例えば昨年秋に発売された「iPad mini4」が売れ行きが芳しくないというニュースを見ると、「日本市場のシェアも世界的傾向に似てきたのかな」と思ったり、スマホにしてもタブレットにしてもSIMフリーの人気が高くなってきたなと今後の開発の行き先を占ってみたりするわけです。それに関して言えば、東京オリンピックを控えてなのか、外国人に向けにプリペイドSIMカードの販売が好調なのだそうです。そういう使い方も含め、今後の通信業界の未来も見つめていきたいと思います。

 さて、トレンドサーチの最新データがこちらなのですが、まぁパッとしない傾向ですね。デスクトップPCは相変わらず低迷しているし、ノートPCにしてもタブレット端末にしてもシェア率としてはイマイチ盛り上がりに欠けるといったところです。空前の大ヒット商品的なものが発売されない限り、シェアに大きな変動は生まれないでしょうね。

 PCパーツのメーカー別シェアを見ると、5、6年前とは大きく様変わりした印象が強いです。ASRockが確実にM/Bシェアを伸ばしていますし、ケース部門ではFractal Designが入ってきたりしています。新興勢力が出ては消える分野ですから、ずっと以前からシェアをキープしているASUSやGIGABYTEはすごいですよね。ASRockも元々はASUSですけど。

 完全蛇足で申し訳ないのですが、みなさんは「ASUS」をどう読んでいますか?
 実は「呼称を『エイスース』にする」と2012年に統一されているんです。私らの世代の自作erは何がどうしても「アスース」なのですが、少し上の世代だと「エーサス」とか「アサス」とか呼んでいた人もいました。そもそも正式名称は「ASUSTeK」であり、いつの間に「TeK」が取れたのかも分かりませんし、「エイスーステック」は間延びするような印象も受けてしまうのです。「アスーステック(最初の"ス"にアクセント)」という呼び名が一般的かつ世界標準だと思っていましたから、今も「アスース」と読んでしまいます。店頭で「アスースのマザーください」とか言ったら若い店員に笑われてしまうでしょうか…。

 ということで、蛇足から話を強制的に戻して(^-^;、タブレットのメーカー別シェアでもASUSが1位。基本、つくりが丁寧だなと思います。アスースクオリティとでも言うのでしょうか、信頼感がありますもんね。
 最近の機種だと「ZenPad S 8.0」がいいですね。私も7インチ8インチ10インチと様々なタブレットを使ってきましたが、一番見やすいのは8インチだと思います。10インチだとさすがにかさばります。そんな感じでこれには惹かれるのですけど、Androidタブにしてはやはり高いです。もう半年くらい経って2万円台前半まで落ちたら買いますが、ASUSタブって値落ちしないんですよね~(;´Д`)。

 というわけで、ASUSのように誠実な物づくりをしている会社はシェアも安定しているということです。車業界でいけばスバルみたいな感じかなぁと勝手に思っておりますけど(^-^;。こういったメーカーがリーダーになって、本当にコンシューマーが求めているものを開発していってほしいと思うわけです。
 まぁZenFoneは賛否両論あるみたいですが、そんなこと言ったら大手キャリアのスマホにだってダメな点はいくつもありますし、カスタマイズして使えばコスパは最高だと思うんですけどね。 しかし、まだまだ大手3キャリアしか認めないというサイトが多すぎるので、普及に歯止めがかかっている感は否めません。それさえもなければ加速度的に売れ行きが伸びると思うんですよ。付和雷同Japanの悪いところで、「車はトヨタ、家電はナショナル」からずっと離れられないんですね。みんなと同じで安心!みたいな。まずはそこから取っ払わなきゃいけないと思いますね。私は、車はスバル・三菱、家電は東芝・シャープ・日立・ダイキンという人生ですから、2番手3番手でもいい製品を作るメーカーはたくさんあると信じています。パソコン業界も、売れてるメーカーに右倣えではなく、ユーザーサイドに立ったコンシューマーのための物づくりに励んでほしいものです。