下取りサービス等もあって非常に悩ましいのですが、私はすべて手元に置いています。
 正直、2年使った物でも、人気機種ならリサイクルショップで(キャリアの下取り値引きサービスよりも)高く買い取ってもらえることもあります。しかし、Wi-Fiオンリーでもそれなりに使えますし、音楽プレイヤーとしても重宝しますし、あって困ることはないという理由から私の家には過去のケータイやらスマホやらが積もっていくのです。まぁ実際は半年もいじり倒すともう使わなくなるので無駄以外の何物でもないんですけどorz

 そうして昔のAndroid端末を使っていると、EOLとなったモデルに対するメーカー側のアプデ配信がパッタリと止むことに気付きます。大手キャリアが扱っているスマートフォンはほぼそんな感じですね。中にはがんばっているメーカーもありますが、やはりキャリアデバイスのアプデ認証は(障壁が多く)大変だという話なので、生産終了の機種にまで手が回らないのでしょう。
 そこがWindowsとの一番の違いであり、昔の端末が死んでいく理由でもあります。先日の耐用年数の記事で書いたように、ユーザーの努力(とお金w)で生き存えることが可能なパソコンが多いのに対し、Android端末はアプデが降りてこないと使えるアプリが減っていくという末路を辿ってしまうわけですね。その点、Apple製品はiOSのアプデのみで対応できる可能性が高いので、ライフがゼロになるまでの期間は長いと思います。

 そこでふと思ったのですが、結局のところスマートフォンやタブレットのチップセット及び構成パーツがバラバラな点がGoogle様の認証を面倒にしている理由ですから、これをパソコンパーツ同様にある程度の型を決めて作っちゃう&頒布しちゃうベンダーが現れたらいいと思うのですよ。極端な話、自分でもそれらのパーツを寄せ集めればスマートフォンの自作が可能…みたいな感じで。そしたら現状のような差異は生じないので、ユーザーが自由にAndroidをアップデートできるようになるんじゃないかなと思います。

 実は、完全に死んだタブレットをバラしたことがことがあるんですが、各パーツがほぼ直付けなんですよね。当然CPUもチップセットに直接載っています。
 これですから端末毎に異なるチップセットを開発する必要があり、結果、小さい端末ほど金額がお高いという不条理に繋がってしまうのです。
 「STX」とかいうマザーの規格を策定して、あとはCPU毎に自由に載せ換えできるソケットを開発すれば自由度が高くなると思うんですけど、それはやはり素人考えなのでしょうか。仕組みはパソコンと同じなんだからできないことは無いはずなんですけどねぇ…。

 容易に昔の端末を捨てられない理由は、買った時の価格にもあります。タブレットが2万~3万程度で買えるのに、スマートフォンが8万とか9万っておかしいと思いませんか?思いますよね?
 その中には、ガラケー時代からの名残で、各々のベンダーがオリジナリティを出さねばならぬ故の独自のマザー開発費用が含まれているのでしょう? それが一番お高いのでしょう?クルマで言うところのエンジンと同じ仕組みですよね。

 んまぁ、昔の端末からパーツを取り出したところで現代で活躍できる高性能のスマートフォンが作り直せるとは思いませんが、中身もカスタマイズしたいというのは自作erなら誰しもが望むところでしょうよ。
 …んふふ、そこのあーた、もうどこかで誰かがやってるんじゃないのとか思いましたね?そうなんです。早いところ販売してほしいと熱望するこの仕組みが動いているんですよ。それが「Project Ara」です。残念ながら延期に次ぐ延期で年内も怪しいのですが、一番ユーザーのことを考えていたのはGoogleという事実でした。他のメーカーは利益のことしか考えてないというのがよく分かるニュースですよね。

 さて、毎度のことながらタイトルと記事内容に大きな隔たりがありますね(^-^;。結論としては、私のように過去の端末をいくつもストックしておくと、どれがどの充電ケーブルなのか分からなくなって大変なことになりますので、使わないなら下取りに出しちゃったほうがお得ですよということになりますorz

 なお、この記事の真意が大文字ボールドにした部分にあるというのは自明の理ですねw。

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