・NEC LAVIE Tab E TE507は手頃な7インチタブ
モビリティを重視すると、7インチタブの行き着く先はこんな感じかなと思います。
結論から先に書くと、昨年暮れの時点で「これは要らないな…」と考えていたのに、なかなかどうして用途がありそうな気がしてきました。
NEC LAVIE Tab E TE507/FAW
製品ページ
昨年11月に発売になっている7インチタブです。
3ヶ月が過ぎて価格もだいぶ下がってきたようですね。同じようなサイズだとHUAWEIのMediaPad T2 7.0がありますけど、そちらに比べても6千円ほど安いです。まぁ、性能は価格以下ですが…。
寸法 188×97.7×8.9mm
重量 255g
OS Android 6.0
CPU Qualcomm APQ8016 1.2GHz*4
メモリ 2GB
ストレージ 16GB
MicroSD 64GBまで
ディスプレイ 7インチ
解像度 1280*720
メインカメラ 500万画素
フロントカメラ 200万画素
バッテリ 3500mAh外箱も小さめです。NECらしく、側面は青を基調としたデザインになっていますね。
このようにギリギリの状態で詰まっていました。
ビニールの袋に入っており、保護フィルム等は貼ってありません。
ポイントはやはり筐体サイズでして、そこが一番の魅力かなと考えるわけです。
7インチでこの大きさならポケットにも収まりますし、手持ちのスマートフォンでは小さくて見にくいサイトなどを閲覧するのに適しているでしょう。公衆Wi-Fiとかテザリングとかでの接続になりますが。
付属品です。
SIMスロットは有していないのですが、MicroSDを入れるためにニードルで開けなくてはなりません。
出力は5.2V-2Aなのでまぁ普通。それよりもMicro-USB端子の付き方が横向きなので、純正品を使うなら常に画面に向かって左側にケーブルが伸びていくことになります。そんなに困ることでもないとは思いますけど、一応。
それと、スタンドが付いてます。便利そうではあるものの、持って使うサイズのタブですから、今後もたぶん箱から出すことはないでしょう。
購入を決めた理由の一つに、「解像度がHDにしては意外と画面も綺麗」というのがありました。もちろん文字は厳しい面もありますけど、そこまで気になるレベルではありません。
発色も良好ですし、動画再生やブラウジング等で使うことを前提に考えれば、十分に満足できるものです。
背面および側面はツヤ消しのプラスチック製で、手触りは高級感があります。あくまで「感」であり、実際に高級かと聞かれると何とも言えないのですが…。
なお、上部にイヤフォン端子、右側にボリュームボタンと電源ボタン、下にモノラルスピーカ、マイク、USB端子が付いています。
以前買ったNECのタブは、内蔵されたスピーカの鳴りがかなり良かったために今回も期待していました。しかしここは残念な結果でした。Dolbyをオンにしてもショボいです。
ではベンチの結果を上げておきましょうかねぇ。
Benchmark | LAVIE Tab E |
---|---|
AntutuBench6.2.7 | 28954 |
Geekbench 4 (S) | 537 |
Geekbench 4 (M) | 1358 |
A1SD (Read) | 104.56 |
A1SD (Write) | 47.81 |
A1SD (Memory) | 2287.55 |
3DMark (IceSrotmU) | 4419 |
3DMark (SlingShot) | 53 |
スナドラ410ですからこんなものでしょう。特にグラフィック系は弱いのでゲームはまったく向いていません。
例えば「ゲームを起動するとカクカクして使い物にならん」とのレビューを見ますけど、最初から無理なのです。それを知っていなければ、購入してから負のコメントを残すことになるのですよ。お門違いも甚だしいです。
CPUの性能的にも、NEXUS 7 2013より一段落ちるくらいですし、あれやこれやと望むのは間違ってますね。
モビリティを高めた見やすいサイズのブラウジング端末として使うのが最良だと思います。だからこそ、SIMスロットが無いのは惜しいなぁと感じてしまうのですが…。
その他、タッチパネルの感度も悪くはありませんし、Wi-Fiも遅いですが途切れるということもありません。操作からワンテンポ遅れて反応するのは、CPUがボトルネックになっているので仕方がないと諦めましょう(^-^;。
以前新製品の記事で「LPDDR3を搭載している点を評価する」と書いた通り、メモリの速度には期待していました。ただ、そこまでのものではありませんでしたねぇ。ここが速ければもう少しレスポンスが変わっていた可能性もあるだけに残念です。
ストレージ速度はまぁまぁです。昔のタブに比べたらけっこうなものだと思いますよ。
ベンチ中の発熱は、本体上部にCPUが位置するらしく、そこらへんがほんのり温まる程度でした。高速なCPUではないのでプラスチック筐体でも夏場を凌げそうです。
意外にも「お?」と思ったのがバッテリ持ち。スリープ時は一晩放置してもほとんど減りません。もちろんベンチはガシガシ減るんですけど、容量の小ささが気になっていただけにこの部分は合格点です。
MediaTekとQualcommの違いはここにあるんじゃないかと最近思います。
私は家電店で購入しましたが、詳しい店員さんを呼び、「スナドラ410ですよね?HDディスプレイですよね?」と値切った結果、税込み1万5800円で買えました(^-^;。賢い客と言うよりもイヤな客ですよね分かりますorz
年度末が近いのでどこの店でも値引くと思います。実店舗で購入するというのもアリじゃないでしょうか。
amazonでは現在の最安が1万7617円だそうです。
価格コムを見ても1万8千円を超えているので、ネットで買うならamazonがいいと思いますよ。
この機種ですが、最初見たときに「結構スタイリッシュじゃん」と感心した記憶があります。タブレットファンとして密かに狙っておりますよ。性能はアレですが。
この機種のベースモデルであるLenovo TAB3 7 Plusも狙ってるんですが、打って変わって入手が少し困難なので悩んでいるところです。