・Elephone C1 MAX
・Elephone C1 Mini
・Vsun SATURN 1
・NUU X5 

 5月ですねぇ。GWなんて日本だけの話なので、海外は春の新機種で盛り上がっているところですよ。


Elephone C1 MAX

製品ページ

 ピカピカの新製品というわけではありませんが、このシリーズは次々とラインナップが充実しつつあるので、2つほど取り上げてみます。
c1max
寸法 164×83×8.5mm
重量 227g
OS Android 7.0
CPU MediaTek MT6737 1.3GHz*4
メモリ 2GB
ストレージ 32GB
MicroSD 128GBまで
ディスプレイ 6.0インチ
解像度 1280*720
メインカメラ 1300万画素+500万画素
フロントカメラ 200万画素
バッテリ 2800mAh

 バッテリ容量は些か少なく、さらにディスプレイは6インチでも解像度はHDと物足りない部分はあります。しかし、メインカメラはしっかりとデュアルで、ストレージの32GBはけっこう余裕があると思います。
 寸法も6インチファブの主流に乗っかっており、大き過ぎるということもないでしょう。

 そしてカラバリ大好きの私からすると、このワインレッドはとってもいい色だなぁと感じるわけです。メタルボディですから安っぽくは見えませんよね。

GearBest.com Elephone C1 Max (13893円)

 他にもブラックとモカゴールドがあるのですが、GearBest.comでは2色のみの取り扱いとなっているようです。発売されてまだ日が浅いのでこんな値段ですけど、Elephoneの端末はよくセールがかかりますから、こまめにチェックしておくといいことがあるかもしれません。

 なお、公式のランゲージ欄はまだ準備中になっています。GearBest.comの商品ページでは日本語が含まれていないように受け取れますが、おそらく"J"のページか最後尾が飛んでいるだけだと思いますね。
 帯域もdocomo系のMVNOなら問題なく対応しているようですし、6インチファブの選択肢の一つとしてはアリではないでしょうか。


Elephone C1 Mini

製品予告ページ

 スペックが事前のリークからけっこう変わってしまっていて、公式発表に準じたほうが良さそうな気がします。改めて製品ページが開いたらチェックしてみてください。
c1mini
寸法 不明
重量 不明
OS Android 7.0
CPU MediaTek MT6737 1.3GHz*4
メモリ 1GB
ストレージ 16GB
MicroSD 不明
ディスプレイ 5.0インチ
解像度 1280*720
メインカメラ 500万画素
フロントカメラ 200万画素
バッテリ 2850mAh?

 4月頭のあたりでは「フルHD」だの「メインカメラは1300万画素」だのという噂が流れていたのですが、それよりもずっと落ちるスペックで上がってきました。
 しかしそのぶん価格は期待できるはずで、既に予約が始まっている通販サイトでは89.99ドル(約1万円)となっています。Elephoneのこのクラスの新製品と考えると、標準的な価格帯よりも少し安めでしょう。

 まぁメモリが2GBだったら言うことは無かったんですけど、1ヶ月ほど経って8千円台まで落ちるなら狙い目になるような気もします。


Vsun SATURN 1

製品ページ

 けっこうな数の端末を発売しているのに日本ではまるで話題になることがないVsunですが、先月ひっそりとこのSATURN 1をリリースしていました。
vsunsaturn1

寸法 154.4×78.7×9.1mm
重量 不明
OS Android 6.0
CPU 不明 1.3GHz*4
メモリ 3GB
ストレージ 16GB
MicroSD 128GBまで
ディスプレイ 5.5インチ
解像度 1280*720
メインカメラ 1300万画素
フロントカメラ 800万画素
バッテリ 3000mAh

 ググってもあまりにも情報が少ないので理由を探ってみたところ、販売されているのがケニアなんですね。
 Vsunは中国のメーカーですが、どうやら市場は中東やアフリカあたりがメインのようです。

 価格は17990ケニア・シリング(約1万9400円)だそうです。アフリカ界隈の相場が分からないのでなんとも言えないのですが、これがMT6737だとしても少し高めなのかなと感じますね。
 それでも、ライバルの多い中国本土やインドを飛び越し、他とは違うグローバル化の道を歩んでいるVsunの経営には拍手を送りたいと思います。
 

NUU X5

製品ページ

 1月のCES、そして2月のMWCでもお披露目があったのち、現在もまだ発売まで至っていません。
 SIMカード無しに通信可能なeSIM規格を利用できるスマートフォンとして注目を集めていたわけですが、何かの障壁があったと考えるのが自然かもしれませんねぇ。
 製品ページに一切その情報が出てきていないところがいかにも怪しいです…。
x5-android-smartphone
寸法 152.9×76.5×7.9mm
重量 不明
OS Android 7.0
CPU MediaTek MT6750T 1.5GHz*4+1.0GHz*4?
メモリ 3GB
ストレージ 32GB
MicroSD 128GBまで
ディスプレイ 5.5インチ
解像度 1920*1080
メインカメラ 1300万画素
フロントカメラ 500万画素
バッテリ 2950mAh

 全然関係ないですが、外国人が"emoji"という言葉を普通に使っているのを見ると違和感しか浮かびませんねぇ(^-^;。

 それはいいとして、eSIMの実装は別としても、こうして公式に上がっていることから発売は確定的だと思います。
 以前囁かれていた情報によると、本体価格は250ドル(約2万7900円)以下になるらしく、それでいてeSIM対応となれば十分にアリではないでしょうか。
 と言うか、もう5月なのでスプリングは過ぎようとしてますよ…。


 NUUのX4が日本市場に参入したのは昨年のことです。
 強気な価格設定に苦言を呈した記憶がありますが、ほどなく1万円近い値下げが敢行されたものの、売れ行きは芳しくなく、結局半年も経たずに昨年11月の撤退発表となりました。
 このブログで取り上げなかったのは特に予想外でもなんでも無かったからです。どう考えてもそうなる結末しかあり得ないじゃないですか。
 酷い事を言っているのは承知していますが、一個人の意見です。牙を向けないでくださいね。

 分かりやすく例えてみましょうか。
 日本初上陸の海外メーカーの車があって500万円で発売されたとします。最初は注目を集めましたが、よくよく調べてみるとお隣の国では200万円ほどで売られていることが判明したのです。結果、誰も見向きもしなくなりました。…とまぁ、そういうことです。
 世界中で同じ値段だったら別にいいんですよ。価値を見い出した人が購入するでしょうし。

 多くの消費者がこうした異常な事態に気付くことこそが、市場の公平さに繋がると考えています。
 フランシス・ベーコンが言った「知は力なり」を改めて思い出してしまいました。