・OUKITEL U11 Plus
・Vernee Thor E
・smartron srt.phone
・XTOUCH Unix Pro

 スナドラ660は5月9日に正式発表だそうです。14nmのKryoになる見込みとのことで、性能的に820以上の可能性もありますね。


OUKITEL U11 Plus

 まだ製品ページはありません。GearBest.comでは5月2日から予約受付が始まっており、6月2日以降の発送となるようです。

u11plus

寸法 157.1×76.8×9.8mm
重量 220g
OS Android 7.0
CPU MediaTek MT6750T 1.5GHz*4+1.0GHz*4
メモリ 4GB
ストレージ 64GB
MicroSD 128GBまで
ディスプレイ 5.7インチ
解像度 1920*1080
メインカメラ 1300万画素
フロントカメラ 1300万画素
バッテリ 3700mAh
 
 カテゴリとしてはミドルレンジのファブレットになりますか。左右のベゼルも狭く、5.7インチでも割と小さめの寸法となっています。
 筐体の素材は、フレームがメタルで背面がプラスチック製らしいです。なかなか高級感もあるのではないでしょうか。

 5.7インチと言えば、各社が主にハイエンドを投入するディスプレイサイズで、XiaomiのMi5S PlusだのMi Note 2だの、MEIZUのPro 6 Plusだのといったところが並んでいまして、それらと同様に"Plus"の文字を付加したのかもしれませんね。NEXUS 6Pの"P"もそれだったりして。

 SoCを除けばかなり満足できる仕上がりですし、多少バッテリ持ちの悪さは予想できるものの、概ねお買い得と言えるものになっていると思います。
 
GearBest.com OUKITEL U11 Plus (18452円)

 予約価格で2万円切りは大したものです。
 サポート帯域もバッチリですし、「6インチだと大きすぎる」という人向けの選択肢としては面白いかもしれません。なお、付属品にシリコンケースやスクリーンプロテクターが入っているので、余計な出費を抑えられる点も評価したいですよ。


Vernee Thor E

予告ページ

 間もなく製品ページもオープンすると思います。さらに、ロードマップにはスナドラ830を搭載予定のApollo 2 Proの名前もあり、こちらも楽しくなってきましたね。

thor_e

寸法 144×70.1×8.2mm
重量 149g
OS Android 7.0
CPU MediaTek MT6753 1.3GHz*8
メモリ 3GB
ストレージ 16GB
MicroSD 128GBまで
ディスプレイ 5.0インチ
解像度 1280*720
メインカメラ 800万画素
フロントカメラ 200万画素
バッテリ 5020mAh

 Verneeのエントリーモデルということで、先代からSoCは変わっていません。
 その先代のThorはamazonでも13900円まで値下がりしていますし、そちらを狙うという手もあるのですけど、何と言っても倍近くなったバッテリ容量を考えれば、自ずとこちらが第一候補になるでしょう。
 カメラの画素数が落ちているように思いますが、ソフトウェア処理によって1300/500万画素とのことです。

 その他にも目玉としてE-inkモードの搭載が掲げられています。これは記憶型ディスプレイのことで、例えば電子書籍等を読んでいる際に電力を消費しないという特徴を持っています。換言すれば大容量バッテリとの相性は抜群で、通常用途で最も電力を消費するディスプレイ表示に関して大きなアドバンテージになるということです。詳しくはE ink公式サイトをご参照ください。

 そのバッテリもVerneeらしく9V・2Aの急速充電が可能で、30分で1日の使用量を賄えるんだとか。
 つまりこのThor Eは、スマートフォンを使っている誰もが悩まされるであろうバッテリ消費の問題に立ち向かった端末と言えますね。

 これもGearBest.comで予約が始まっています。発送は6月2日以降だそうです。

GearBest.com Vernee Thor E (14110円)

 普通に欲しいです。ウイッシュリスト入りしました。


smartron srt.phone

製品ページ

 さっき調べたところ、smartronは2014年に設立されたインドの企業で、スマートフォンやタブレットのみならず電気自動車産業にも参入しているようです。初めて知りましたけど(^-^;。

srtphone

寸法 153×77×8.9mm
重量 155g
OS Android 7.1
CPU Qualcomm Snapdragon 652 1.8GHz*4+1.44GHz*4
メモリ 4GB
ストレージ 32GB , 64GB
MicroSD 非対応
ディスプレイ 5.5インチ
解像度 1920*1080
メインカメラ 1300万画素
フロントカメラ 500万画素
バッテリ 3000mAh

 あー、これ、いいですわぁ。

 このメーカーはもう一つt.phoneという機種も販売しているのですが、そっちはスナドラ810の5.5インチAMOLEDフルHD、4GB/64GBで19999ルピー(約3万5000円)なんですよね。
 SoCは落ちるものの、こちらは32GBモデルが12999ルピー(約2万2800円)、64GBモデルでも13999ルピー(約2万4500円)です。これを破格値と言わずして如何にコスパを語れましょう。スナドラ652でここまでのものは珍しいですよ。惜しみない拍手を送りたいと思います。

 何よりも驚くのが、インド市場向けなのにBand 1,3,8,41をすべてサポートしている点。いずれはグローバル展開もあるのかもしれませんね。
 Flipkartでの取り扱いですが、代行購入してくれる会社があったはずですから買おうと思えば買うことはできます。

 日本のメーカー製でスナドラ652を搭載したものって記憶にないんですけど、たぶん作ったとしてもZenFone 3 Ultraの価格に倣っちゃうんだろうなぁという予感しかしません。
 私の知る限りでは、これはLeEcoのLe 2 X527の次に安いです。インド以外でも売ってくれることを願わずにはいられませんよ…。


XTOUCH Unix Pro

製品ページ

 親会社はTecSync Technologyという中国のメーカーで、XTOUCHブランドとしてドバイやイタリア、南アフリカなどで電子機器を販売しているそうです。さっき調べました(^-^;。

unixpro
寸法 156.05×75.88×9mm
重量 195g
OS Android 6.0
CPU MediaTek Helio P20 2.3GHz*4+1.6GHz*4
メモリ 6GB
ストレージ 64GB
MicroSD 256GBまで
ディスプレイ 5.5インチ
解像度 1920*1080
メインカメラ 1600万画素
フロントカメラ 800万画素
バッテリ 4000mAh

 公式サイトの441ppiは間違ってますけど、まぁいいですわ。

 実はXTOUCHは4月にもう2機種のローエンドをリリースしていまして、発表になった中でこれだけが異様に高いスペックなんですね。
 6GBのメモリはLPDDR4と書いていますし、メインカメラはf/2.0みたいですし、充電出力も12V・1.5Aとなっていて、「いや~、これは相当お高いんでしょう?」と思うじゃないですか。

 調べて驚きましたよ。ドバイでは999ディルハム(約3万600円)だそうです。何それ。
 ドバイの人はみんなお金持ちだから5万円以上だとばかり思ってましたよ。偏見ですかそうですか。

 大事なことなのでもう一度書きますね。
 Helio P20、6GB/64GB、5.5インチフルHD、1600万画素、4000mAhバッテリのスマートフォンが3万円ですって奥さん。
 たぶん私がドバイの石油王だったら200台くらい買ってますね。んで、日本市場に1台5万円で売り捌きますわw。


 なんだか今日は書いててワクワクしましたよオラ。

 そして同時に嘆息しました。日本のメーカーはホントに何をやってるんだろうなぁ、と…。