・HUAWEI Y7 Prime
・OUKITEL K10000 Pro
・Walton Primo RM3s
・Xiaomi Redmi Note 4X High Version

 Android Oのアプデが入る最初の端末はやはりGoogle Pixelになるようです。早ければ8月ということで、いち早く試したいなら今から購入するというのも一つの手かもしれません。


HUAWEI Y7 Prime

製品ページ

 5月中旬に発表になったY7の強化版になります。公式サイト上の購入ボタンはまだ機能していません。6月12日から発売されるそうです。
y7prime

寸法 153.6×76.4×8.35mm
重量 165g
OS Android 7.0
CPU Qualcomm Snapdragon 435 1.4GHz*4+1.1GHz*4
メモリ 3GB
ストレージ 32GB
MicroSD 128GBまで
ディスプレイ 5.5インチ
解像度 1280*720
メインカメラ 1200万画素
フロントカメラ 800万画素
バッテリ 4000mAh

 変更点は、メモリが1.5倍、ストレージが2倍に増えた部分で、その他は筐体も含めて共通です。

 価格は1880香港ドル(約2万6400円)ですから、ブランド料のようなものが少し上乗せされている感はありますねぇ。しかし、無印同様に4000mAhのバッテリは魅力があるため、売れ行き自体は期待できそうです。

 ただ、もし日本に入ったとしたなら、この価格ではスルーされてしまうのではないでしょうか。昨日の記事でも書いたP10 liteのコスパが上回るために、HUAWEIを狙うならそちらに流れると考えるのが当然だと思います。


OUKITEL K10000 Pro

製品ページ

 発表自体は5月の初めでしたが、ようやく今週からプリセールがスタートしているので紹介します。と言うか、チェックしていたのに忘れていました(^-^;。

1496437589857694026

寸法 161.7×77.8×14mm
重量 292g
OS Android 7.0
CPU MediaTek MT6750T 1.5GHz*4+1.0GHz*4
メモリ 3GB
ストレージ 32GB
MicroSD 64GBまで
ディスプレイ 5.5インチ
解像度 1920*1080
メインカメラ 1300万画素
フロントカメラ 500万画素
バッテリ 10000mAh

 世界最大となる10000mAhのバッテリを搭載したモンスター端末です。約300gの重量はちょっとした鈍器ですよね。この大きさでタブレットと同様の重さですから、長時間の通話は筋トレにもなりそうじゃないですか。

 先代の無印K10000からの進化は「まともに使えるスペックになった」という部分にこそあり、それでいて価格も大幅に下がっているので注目度も高くなっているわけです。
 公式ストアでは179.99ドル(約1万9700円)という破格のセールを実施中です。

 なお、無印K10000はamazon.co.jpでも17900円まで値下がりしていますが、今となっては積極的に選ぶ理由がありません。


 プリセールの値下げは各通販サイトでも行われています。

GearBest.com OUKITEL K10000 Pro (20281円)

 およそ600円ほど高いですが、送料無料ですので強みがありますね。発送は6月24日以降となっています。


Walton Primo RM3s

製品ページ

 2週間前にもPrimo H6+の記事で書いたバングラデシュのメーカーです。

RM3s

寸法 148.5×72×9.1mm
重量 162g
OS Android 7.0
CPU MediaTek MT6753 1.3GHz*8
メモリ 3GB
ストレージ 32GB
MicroSD 128GBまで
ディスプレイ 5.2インチ
解像度 1280*720
メインカメラ 1300万画素
フロントカメラ 800万画素
バッテリ 4000mAh

 28nmオクタコアのMT6753にはこのくらいのバッテリがちょうど良いでしょう。その他の仕様もエントリーモデルにしては必要十分で、バリバリとゲームをやるなどの目的でも無い限りは満足できる仕上がりになっていると思われます。

 メーカー希望小売価格は14490タカ(約1万9700円)と、極めて妥当なところです。
 このメーカー、グローバル展開してもそこそこいいところまでいきそうな気がするんですけど。少なくとも、自分が何かの理由でバングラデシュに住むようなことになったら、間違いなく狙っているはずです。


Xiaomi Redmi Note 4X High Version

商品ページ

 インターナショナルエディションは6月18日からの販売となるようですが、既に中国モデル等は市場に出ています。
 SoCだけでなく、メモリとストレージの容量も違うのでとりあえずまとめておくことにします。
xiaomi-redmi-note-4x-4gb64gb-dual-sim-pink-01_15590_1491571304
寸法 151×76.3×8.45mm
重量 165g
OS Android 6.0
CPU MediaTek Helio X20 2.3GHz*2+1.85GHz*4+1.4GHz*4
メモリ 4GB
ストレージ 64GB
MicroSD 128GBまで
ディスプレイ 5.5インチ
解像度 1920*1080
メインカメラ 1300万画素
フロントカメラ 500万画素
バッテリ 4100mAh

 公式ショップでは229ドル(約2万5100円)、その他の通販サイトでは206ドル(約2万2500円)程度で、さすがにスナドラ625モデルより幾分高めですけど、それでもコスパはずば抜けて良いですね。

 しかしながら、Helio X20の電力効率は決して優れているとは言い難いので、このバッテリ容量でも足りないかもしれません。普通に使うぶんには問題ないとは思いますが、ゲーム等では性能面・電池持ち共に厳しいと思いますよ。


 今日紹介したものは、すべて4000mAh以上の大きなバッテリを搭載したものばかりです。

 最近の傾向として、昔のように「非力なSoCと低スペックでバッテリを長持ちさせる」というものは廃れてきており、日常的な使用に過不足の無いスマートフォンが増えてきました。
 しかも充電時間も速いのが特徴で、K10000 Proなんて12V・2Aですから、一般的なアダプタの2倍以上のワット数ですよ。一度の充電で1週間使えるというアドバンテージがあっても、フル充電に一日かかるようでは決して使い勝手がいいとは呼べませんからね。

 こうしたものを見てしまうと、どうしても2000mAh台の製品は購入時点で選択肢から外れてしまいます。本体重量との天秤とは言え、最も先に劣化するであろうバッテリにコストをかけていないのはメーカーの姿勢の問題ではないかと思うのですよ。
 どうせなら、交換可能な仕様にしてさまざまな容量のバッテリパックを別売りしたら、さぞ儲けられそうな気がするんですけど…。一昔前のハンディービデオレコーダーを思い出しますね(^-^;。