・Ulefone Armor 2
・DOOGEE BL7000
・Gigaset GS170

 誤解を生まないようにあらかじめ書いておきますけど、私はiOS、Androidともに使っています。もっと言えば、Windowsのタブレットも数台所有してますから、シェア云々を語るのに贔屓目は無いつもりですので…。


Ulefone Armor 2

 2月から話題に上っていたのにその後音沙汰なし、6月にFB公式で予告があって、ようやく予約が開始されましたよ。
armor2
寸法 159×78.3×14.5mm
重量 270g
OS Android 7.0
CPU MediaTek Helio P25 2.6GHz*4+1.6GHz*4
メモリ 6GB
ストレージ 64GB
MicroSD 256GBまで
ディスプレイ 5.0インチ
解像度 1920*1080
メインカメラ 1600万画素
フロントカメラ 1300万画素
バッテリ 4700mAh

 製品ページがまだオープンしていないので実際の仕様と異なる場合があります。ご了承ください。

 初代Armorはここまでゴツい筐体ではなく、むしろIP68対応の端末の中でもかなりおとなしめのデザインでした。
 2代目になって「タフネスモデルはこうあるべき」というものを体現しているかのように感じます。非常にロボロボっぽくて、男の子ならきっとみんな好きでしょう。

 当然スペックも相当高い部類になり、不満を感じそうな部分も見当たりません。明らかに日常の使用に耐えられないものを、タフネスモデルだからと言って5万円で売りつけるなんて暴挙に出たどこかの国のメーカーに教えてあげたいくらいです。

GearBest.com Ulefone Armor 2 (29965円)

 AliExpressでは269.99ドル(約2万9900円)→日本円表示30342円、TOMTOPでは259.99ドル(約2万8800円)→日本円表示28859円となっています。いずれも8月末から9月初旬の発送となるので、DHLではなくても良いなら似たような価格で買えるということですね。


DOOGEE BL7000

製品ページ

 最近のDOOGEEは予告に近い製品ページを仮オープンさせて話題作りをしているように見えます。これも"learn more"ボタンが機能しておらず、細部が隠されたままのアナウンスなわけです。

bl7000_01

寸法 155.2×75.85×10.3mm?
重量 210g?
OS Android 7.0
CPU MediaTek MT6750T 1.5GHz*4+1.0GHz*4?
メモリ 4GB
ストレージ 64GB
MicroSD 128GB?
ディスプレイ 5.5インチ
解像度 1920*1080
メインカメラ 1300万画素+1300万画素
フロントカメラ 1300万画素
バッテリ 7060mAh

 既にAliExpressでは予約が始まっています。早ければ8月28日からの発送と書かれており、価格は199.99ドル(約2万2200円)です。これぞDOOGEEの真骨頂でしょう。

 筐体はちょっと前のハイエンドモデルによく見られたメタル&レザー。当然合成皮革だとは思いますが、どう考えても2万円のスマートフォンには見えません。高級志向のなんちゃって富裕層向けでしょうかw。
 MT6750Tだから実現できた価格で、もしかすると細かいところにメイドインチャイナのクオリティを残している可能性もあるものの、これは興味が湧く製品と言えますよ。

 ほとんどのサイトが「7060mAhだってよ!」と書いてますが、それだけではなく、トータルのスペックが2万円とは思えない部分にもっと触れなくてはいけないと思います。
 比較対象に持って来いなのがEveryPhone HGですね。SoC、そしてメモリとストレージ容量は同じ。カメラで劣っているだけでなく、バッテリはBL7000の1/3以下なのに、税込み42984円ですって。税込み42984円ですって。大事なことなので二回言いました。


Gigaset GS170

製品ページ

 Gigasetの製品を紹介するのは昨年の10月以来です。製品ページもドイツ公式になります。
gs170_black_fr_front_back
寸法 144×72.3×9.5mm
重量 139g
OS Android 7.0
CPU MediaTek MT6737 1.3GHz*4
メモリ 2GB
ストレージ 16GB
MicroSD 128GBまで
ディスプレイ 5.0インチ
解像度 1280*720
メインカメラ 1300万画素
フロントカメラ 500万画素
バッテリ 2500mAh

 オーソドックスなローエンドですね。
 そうは言っても、メイドインジャーマニーで、さらにかつて一世を風靡したシーメンスのブランドを継承するメーカーですから、一部では注目度は高いのです。

 しかし残念ながら価格は149ユーロ(約1万9500円)と、ヨーロッパの水準に倣ってしまった感があるために、割高な点は否めません。
 Bandも、8は抜けていますが1と3にはしっかり対応しているだけに、1万2~3千円程度だったら面白い1台だと思ったんですけどねぇ。


 最新のデータによると、ドイツはヨーロッパ諸国の中でもイギリス、フランスに次いでappleのシェアが高い国となっていることが分かりました。
 それでもiOS端末の割合は30%しかなく、7割はAndroidなんです。出せばそれなりに売れるということが言えるでしょう。

 ご存知の通り、日本のiOSシェアは世界一でして、お膝元のアメリカを余裕で凌ぐ68.6%。Android端末の苦戦は言わずもがなで、ここがすなわち海外メーカーが参入に躊躇する理由となっているのは明白ですね。

 日本人の「付和雷同性」は、ある意味「信仰」という言葉に置き換えても通じてしまうのです。