・Elephone U Proはデザイン・性能ともに買って損無しの1台
◇製品概要
◇価格
◇箱・外観
◇ベンチマーク
◇カメラの検証
◇バッテリ持ち
◇製品概要
◇価格
◇箱・外観
◇ベンチマーク
◇カメラの検証
◇バッテリ持ち
GearBest.com様より端末をお借りしたので、約1年ぶりの製品レビューができます。
あらかじめ書いておきますが、上の見出しはリンクを貼っていませんので、単なるメニューとしてお使いくださいませ。
それと、初めて当ブログのレビュー記事をお読みくださる方向けにお断りしておくと、どちらかと言えば機能よりは性能のレビューに偏っていると思います。ご了承ください。
Elephone U Pro
製品ページ
今年1月下旬に発表されたElephoneの新シリーズです。
UはHelio P23、U Proはスナドラ660ということで、中身はまるで別物とも言える兄弟製品なのですが、今回はU Proのほうのレビューをしたいと思います。
寸法 154×72.5×8.4mm
重量 166g
OS Android 8.0
CPU Qualcomm Snapdragon 660 2.2GHz*4+1.84GHz*4
メモリ 4GB , 6GB
ストレージ 64GB , 128GB
MicroSD 1TBまで
ディスプレイ 5.99インチAMOLED
解像度 2160*1080
メインカメラ 1300万画素+1300万画素
フロントカメラ 800万画素
バッテリ 3550mAh
最大の特徴は何と言ってもかなりの曲線を描くフルスクリーンでしょう。実機の印象はこの写真と変わらずクールでした。
ローンチから1ヶ月経って、価格は以下のように変動しています。
GearBest.com Elephone U Pro 4GB/64GB (36780円)
GearBest.com Elephone U Pro 6GB/128GB (43468円)
どちらもおよそ7千円の値下がりですね。
4GB/64GBは入荷未定の品切れ状態。GearBest.comで取り扱われている黒と青を合わせると、実に1800人以上が問い合わせ中という爆売れっぷりです。
どうしても欲しい方はもう2ヶ月くらい待たなければならないようです…。
では開封といきますか。
化粧箱は光の関係でグレーに見えますが、実際はとてもシックな黒です。見た感じはスマートフォンの箱に見えないオシャレな雰囲気が漂ってますよ。
中身はこんな感じ。3.5mmイヤフォンジャックが搭載されていないため、USBからの変換プラグが付属しています。TPUケースがあらかじめ入っているのも嬉しいサービスです。
また、EUプラグしか選べないようなので、日本のコンセントに差す場合にはアダプタを手に入れる必要がありますね。
電源を入れてみました。
AMOLED特有の発色の良さで、どの角度から見ても色変化はありません。
また、日本語への対応も問題ないレベルでした。
エッジの湾曲具合いを表現するために光の角度を調節してこんな写真を撮ってみましたが、見事にモアレが出てしまってます…。
なお、いつものように指紋センサーやFaceIDのテストは行っていませんのでご了承くださいm(__)m
この製品のアピールポイントの一つである背面デザインです。まったく画像の加工をしていない状態でこれですよ。非常に綺麗な光の反射が楽しめます。
ただ、ご覧の通りとてもゴミや指紋が付きやすいので、やはりケースを着せないで使うというのは考えにくいと思います。
持った感じはそこまで軽くもないのですが、形状が手にフィットすることでむしろ重さはあまり感じません。
なお、SIMスロット等は本体上部分に装備されています。珍しいですね。
次にいよいよ各種ベンチ等を走らせてみます。
AIDA64
AIDA64読みでCPUとディスプレイを。
クロックは標準ですが、アイドル時はけっこう落ちていることが分かります。14nmのプロセスルールと相まってバッテリ持ちにも好影響でしょう。
SPEEDTEST
Wi-Fiの接続速度は普通でした。特に速くもありません。時刻は午後4時くらいだったので混んでいる時間ではないですね。QualcommのSoCにしては少し残念です。
今回はLTE接続のテストをしていませんが、Band 19がサポート外のため、docomo系のSIMだと地域によっては電波が掴みづらいところがあるかもしれません。
A1SD
A1SDでストレージとメモリの速度を検証してみました。
ストレージは容量が大きいこともあってこのくらい出るのも当然と言えます。ただ、メモリは決して速いわけではなく、このあたりに多少のコストカットの傾向が見られます。
Geekbench 4
噂に違わぬ高性能です。通常用途で不満を感じることはないでしょう。
3DMark
Sling Shotは非常に重いのでどうしてもカクカクしてしまいます。このスコアは頑張っているほうです。
逆にIce Stormは優秀です。ブラウザゲーに留まらず、派手なグラを使ったアプリも余裕でこなせるでしょう。
Antutu 7.0.4
これでミドルレンジのSoCというのですから驚きです。
ストレージ速度も加わり、スワイプやスクロール等の操作に関して一つの引っ掛かりもありません。とにかく快適です。
1年半前なら10万円超えの端末がこんな感じでしたよ。
ベンチ結果や操作しての所感を交えて総合的に判断すると、4万円台後半でも十二分にコスパは素晴らしいと言えます。なんせ日本のメーカーが8万円近い価格で売っているSoCですからね。
次にカメラでいつもの風景を撮影してみました。代わり映えしなくて申し訳ありません(__;。
カメラの検証
標準のカメラアプリを起動してそのままシャッターを切っただけです。明るさが十分だったためか、フラッシュは点きませんでした。
輪郭線は非常に綺麗に出ていますが、壁の白飛びと暗い部分の色ムラが目立ってしまっています。
まぁ、カメラ部は機能も豊富ですから、いろいろと調節すれば夜間や暗所での撮影にも心強い味方になってくれると思います。
なお、うちにはデジイチがあるので、スマートフォンでのボケ写真はあまり撮影しません。それについてはぜひ購入してお試しくださいな。
バッテリ持ち
YouTubeでの1080p動画2時間再生、およびスリープでどれくらいバッテリを消費するかというテストを行いました。実験内容については以下の過去記事をご参照ください。
各端末のバッテリの減り具合いを検証してみる(動画再生編)
各端末のバッテリの減り具合を検証してみる(スリープ編)
YouTube2h | スリープ8h | スリープ16h | スリープ24h | |
---|---|---|---|---|
残量 | 83% | 94% | 91% | 85% |
せっかくなので、今まではできなかった16時間と24時間のスリープも試してみました。経験則としてご存じの方も多いとは思いますが、残量は直線では落ちていかないものです。どの端末も2次曲線っぽくなりますね。
動画再生に関してはやはりAMOLEDが活きている結果となりました。これくらいなら高性能のSoCはびくともせず、発熱もほとんどと言っていいほどありませんでしたよ。
ちなみに、各種ベンチでもそれほどの発熱が無かったことを付け加えておきます。Geekbenchでほんのり温かくなったくらいでしょうか。
最後に、今後のレビューで比較に用いるため、結果を表にしてまとめておきます。
Benchmark | Elephone U Pro |
---|---|
AntutuBench7.0.4 | 138659 |
Geekbench 4 (S) | 1625 |
Geekbench 4 (M) | 5797 |
A1SD (Read) | 266.27 |
A1SD (Write) | 205.88 |
A1SD (Memory) | 6351.44 |
3DMark (IceSrotmU) | 25649 |
3DMark (SlingShot) | 2061 |
結論ですが、ズバリこのU Proは買いだと思います。
デザインの素晴らしさだけではなく、性能も価格のはるか上のものがありますし、2年と言わず3年くらいは余裕で闘えるのではないでしょうか。
ただ、汚れやすく傷付きやすい背面の素材には注意しなくてはならないです。PDA工房さんが専用の保護フィルムを開発してくれているので、購入される方はぜひご検討ください。
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