・SONY Xperia XA2 , Ultra
・SONY Xperia L2
・iVOOMi i1 , i1s
・TECNO WX3F

 ふと気になって各国のスマートフォン回線の普及率を調べてみました。記事末尾にまとめてみます。


SONY Xperia XA2 , Ultra

製品ページ(XA2)
製品ページ(XA2 Ultra)

 スタイルを良く言えば「伝統」、悪く言えば「固執」ですかね。
xperiaxa2ultra
Xperia XA2 (Ultra)
寸法 142×70×9.7mm (163×80×9.5mm)
重量 171g (221g)
OS Android 8.0
CPU Qualcomm Snapdragon 630 2.2GHz*4+1.8GHz*4
メモリ 3GB (4GB)
ストレージ 32GB (32GB , 64GB)
MicroSD 256GBまで
ディスプレイ 5.2インチ (6.0インチ)
解像度 1920*1080
メインカメラ 2300万画素
フロントカメラ 800万画素 (1600+800万画素)
バッテリ 3300mAh (3580mAh)

 ミドルレンジの中にあってはそれなりに盛られた仕様になっています。
 カメラ部はSONYならではといったところで、Ultraのほうはワイドアングルレンズ付きのデュアルです。

 主なコンセプトは先代同様ですが、最大の違いはSoCがMediaTek製からQualcomm製になった部分で、弱点とも言えたバッテリ持ちにも大きく貢献しそうですね。

 また、おなじみメタリックカラーの数々も魅力の一つだと思います。
 ラインナップは、シルバー、ブラック、ブルーが共通、そしてXA2オリジナルがピンク、Ultarオリジナルがゴールドです。ブルーに関しては色合いが微妙に異なっていて、XA2のブルーは緑寄り、Ultraは紫寄りのようです。
 カラバリを眺めているだけでも楽しいですし、自分だったらどの色にしようかなという個性の出し方もあるでしょう。

 実機のお披露目はCESもしくはMWCになるらしく、価格もまだ明かされていません。一部ではXA2 Ultraが5万3千円前後になるという話もあります。ミドルレンジにしては高いですが、ファンにとってはこれくらいならポンと出せるはずです。


SONY Xperia L2

製品ページ

 廉価版のL1後継もありました。
xperial2
寸法 150×78×9.8mm
重量 178g
OS Android 7.0
CPU MediaTek MT6737T 1.5GHz*4
メモリ 3GB
ストレージ 32GB
MicroSD 256GBまで
ディスプレイ 5.5インチ
解像度 1280*720
メインカメラ 1300万画素
フロントカメラ 800万画素
バッテリ 3300mAh

 先代からはメモリとストレージ、それにセルフィーの画素数とバッテリ容量がアップしました。いずれも必要なものばかりですので評価に値します。特にバッテリに関してはさんざん言われてましたからねぇ。

 ただ、Androidはヌガーとなります。このあたりからもコストカットのあれやこれやが伺えますので、実売価格も含めて信者以外にとってはあまり嬉しくない仕様になってしまいますね。

 さらに、こちらのカラバリはブラック、ゴールド、ピンクの3種類で一つ減らされています。もう一つ、オレンジイエローなんかがあってもよかったかもしれません。

 予想されている価格は2万7千円前後と、とてもローエンドとは思えないものです。正直な話、日本市場には要らないでしょう。ローエンド価格帯の底上げ要因にならないとも限りませんし。


iVOOMi i1 , i1s

 公式サイトとFBに予告がありますが、製品ページ自体はまだありません。FlipkartにはComing Soonとして登場済みです。
ivoomii1s
i1 (i1s)
寸法 151×70.8×9.35mm
重量 165g
OS Android 7.0
CPU MediaTek MT6737 1.3GHz*4
メモリ 2GB (3GB)
ストレージ 16GB (32GB)
MicroSD 128GBまで
ディスプレイ 5.45インチ
解像度 1280*640
メインカメラ 1300万画素+200万画素
フロントカメラ 800万画素
バッテリ 3000mAh

 iVOOMiは元々中国企業だけあって、昨年のトレンドをインドに持ち込もうとしているのがありありと伺えます。
 少なくとも、18:9の1280*640、デュアルカメラという端末はインドにはありませんから、市場を席巻する可能性すらあると思いますよ。おそらくインドメーカーも追随するのではないでしょうか。

 Flipkartの商品ページと価格をそれぞれ。
 i1が5999ルピー(約1万700円)、i1sが6999ルピー(約1万2500円)となっています。
 スペック的には3GB/32GBのi1sがコスパ良さげに見えますけど、差額の1000ルピー(1780円)は意外と大きいです。ましてやローエンドなら尚更ですね。個人的にはi1で十分な気もします。


TECNO WX3F

 いつもの通りマーケットはアフリカのようです。JUMIAには未登場ですがナイジェリアあたりで販売されるらしいです。
tecnowx3f
寸法 145.5×72.4×9.6mm
重量 不明
OS Android 7.0
CPU MediaTek MT6737M 1.1GHz*4
メモリ 1GB
ストレージ 8GB
MicroSD 32GBまで
ディスプレイ 5.0インチ
解像度 854*480
メインカメラ 500万画素
フロントカメラ 500万画素
バッテリ 2300mAh

 ウルトラローエンドですね。どうせなら4.5インチくらいにしてくれたら面白みもあったかもしれません。

 ちなみに、3GモデルのWX3 Pも同時リリースだそうです。
 ちょっとアフリカの通信事情までは分からなかったので、ひとまずナイジェリアについて調べてみました。携帯電話の普及率は年々右肩上がりで、2011年の58%から5年で90%近くまで増えました。人口が日本よりも多いため、キャリアも4社あるそうです。そのうち4Gは半分ですから、3Gが売れるのも納得ですね。速度に関しては残念ながら出てきませんでした。

 価格は安ければ23000ナイラ(約7300円)とのこと。3Gモデルはもう3千円程度安いでしょうし、無理にこちらを選ぶ必要が無いのかもしれません。


 さて、冒頭からの続きです。

 4G回線の国別普及率をレポートしているのがOpenSignalというサービス。最新は昨年11月のデータになります。
 世界1位は韓国で、以前から変わらずずっと順位をキープしています。ご存じの方も多いのではないでしょうか。
 日本は世界第2位。調査した中で90%を超えているのは韓国と日本の2カ国しかなく、世界でも有数のLTE大国と言えます。
 一方でエクアドル、スリランカ、アルジェリアといった国々は50%に届かず、未だ3G回線が主であるということが分かるグラフとなっています。

 回線速度はシンガポールが韓国を抜いて1位になりました。この2つの国が群を抜いており、45Mbpsを超えているのもシンガポールと韓国だけです。
 日本は伸び率が鈍化して27位まで落ちています。2016年は21.25Mbpsで9位だったのが、2017年は25.12Mbpsで他国にどんどん追い抜かれているかたちですね。何をやっているんでしょう。

 というわけで地図とともに速度を見やすくまとめたものがありますので貼っておきますね。渡航の際の参考にでもなさってください。
ltespeed

 年2回ほど更新されているようですので、興味のある方はどうぞご覧くださいませ。