・LG X4+
・Vkworld VK7000
・TECNO Camon i

 新製品も少なかったですし、ふと思い立ってアンケートを採ってみることにしました。詳細は記事末尾で。


LG X4+

プレスリリース

 他に製品画像が出されてないので、公式サイトからお借りしました。

lgx4+

寸法 148.6×75.1×8.6mm
重量 172.3g
OS Android 7.0
CPU Qualcomm Snapdragon 425 1.4GHz*4
メモリ 2GB
ストレージ 32GB
MicroSD 2TBまで
ディスプレイ 5.3インチ
解像度 1280*720
メインカメラ 1300万画素
フロントカメラ 500万画素
バッテリ 3000mAh

 韓国のキャリアでのみ発売されるようです。価格は300000ウォン(約3万1100円)。
 5.3インチもLGは得意なサイズですし、2GB+32GBというアンバランスさも面白いと思います。ただ、付加価値を知らされなければ決して安くはないですよね。さすが韓国といったところでしょうか。

 まずLGペイに対応した点。そしてハイレゾ音源をサポートするDACを採用した点。さらにMIL規格を取得している点が掲げられているわけです。

 えーと、おそらく最も原価が高いと思われるDACについてのみ補足しておきますと、最大32ビット/192KHzの音声データを取り扱えるらしいのですが、もちろん対応したヘッドフォンなりの再生環境があってこそ実現できるものです。
 ちなみに、32ビットの音声データに意味があるのかと問われると、CD音質は16ビット、DVDでも24ビットですから、これもハイレゾ音源の再生に特化したプレイヤーでなければさほどのアドバンテージはありません。
 もう一つ、192KHz、つまり192000Hzは可聴域を大きくオーバーしているため、おまじない程度の効果しかないですよ。デジタルは理論上再生可能な周波数が半分になるので実質96000Hzですが、人間の耳で聴ける範囲はせいぜい20000Hzまでです。骨伝導云々が研究されてますけど、ヘッドフォンでどれくらい骨に響くのかは甚だ疑問ですね。
 というわけで私はハイレゾ音源には未だ興味を抱いていないのでありました。DACは基本的に高価なものですから、この端末は価格的に妥当かもしれませんけど、わざわざスマートフォンでやることではないような気がします。
 まぁ、そうは言っても、うちのパソコンに繋がっているオーディオインターフェイスは24ビット/192KHz対応ですし、ハイレゾ対応のヘッドフォンも使っています。決して知らないで言ってるわけではありませんので誤解なきよう…。


Vkworld VK7000

 本国では製品ページが無いものの、ブラジルのGearBest.comで取り扱われています。発表自体は3ヶ月ほど前でした。他の国では販売されないんでしょうか…。
vk7000
寸法 158×75×8.5mm
重量 247g
OS Android 7.0
CPU MediaTek MT6750T 1.5GHz*4+1.0GHz*4
メモリ 4GB
ストレージ 64GB
MicroSD 128GBまで
ディスプレイ 5.5インチ
解像度 1280*720
メインカメラ 1300万画素
フロントカメラ 800万画素
バッテリ 7000mAh

 製品名の通り、7000mAhという巨大バッテリが売りのタフネスモデルです。SoCは中国メーカーお得意のMT6750Tでも、これだけのメモリとストレージがあれば使い勝手も良いと思います。
 なお、一部スペックサイトでは5.2インチ18:9のFHD+と書かれているところもありますが、画像から判断するに16:9っぽいのでスルーしました。

 価格は537.99レアル(約1万8500円)とコスパも上々。何度か書いてきましたが、ブラジルはスマートフォンの本体価格が高いことで有名な国です。革命とも言えるこの設定で売れないはずがないと思うのですよ。


TECNO Camon i

製品ページ

 これはアフリカではなくインドで販売されるようです。Flipkartは本体の商品ページは無いものの、ケースやカバーが既に224種類も上がっています。確実に売れることを見込んでいるんでしょう。
tecnocamoni
寸法 152.2×71.1×7.75mm
重量 172g
OS Android 7.0
CPU MediaTek MT6737 1.3GHz*4
メモリ 3GB
ストレージ 32GB
MicroSD 128GBまで
ディスプレイ 5.65インチ
解像度 1440*720
メインカメラ 1300万画素
フロントカメラ 1300万画素
バッテリ 3050mAh

 SoCこそ控えめですが、その他は十分にローエンドの域を脱しています。特にセルフィーがここまでのものはなかなかありませんから、大きく取り上げられるのも分かりますね。ちなみに両面ともf/2.0だそうです。

 18:9ディスプレイの利点としてとりあえずDPIを計算してみると、5.5インチHDが267なのに対し、5.65インチHD+は285と、軽く上回る高精細なわけです。比較対象を5.5インチHDに限定すると、6インチ以内のHD+ならきめ細かいということになりますね。猫も杓子も採用するのが分かるというものです。

 現在唯一購入できるのがamazon.inで、最安は8860ルピー(約1万5300円)となっています。snapdealやFlipkartにも登場するとさらに安くなりそうですし、ヒットの予感がしますねぇ。


 さて、アンケートは以下のような感じで作成しました。奮ってご参加くださいませ。