・CUBE X1

 激動の新年度初めの週が終わりました。どうやら今年も前半はそこまで忙しくなさそうです。良かった…。


CUBE X1

製品ページ

 英語版公式サイトには無いので中国限定モデルかと思われます。

X1-2D-shop-thum

寸法 218×126×7.8mm
重量 356g
OS Android 7.1
CPU MediaTek Helio X20 2.3GHz*2+1.85GHz*4+1.4GHz*4
メモリ 4GB
ストレージ 64GB
MicroSD 128GBまで
ディスプレイ 8.4インチ
解像度 2560*1600
メインカメラ 1300万画素
フロントカメラ 800万画素
バッテリ 4500mAh

 最近のタブレットとしては素晴らしい部類のスペックになります。グローバルで販売してほしいくらいです。

 まずHelio X20を積んだタブレットであるというのが最大の特徴です。ご存じの通りデカコアですが、最大2.3GHzとあったので、おそらく中のコアは2.0GHzではなくて1.85GHzのパターンだろうと考えて記載しました。中国メーカーは昨年くらいからけっこう積極的に採用していて、CHUWIやVOYOあたりが有名でしょうか。
 もちろんLTE通信も可能ですし、8.4インチという小ささも相まって機動力はすこぶる高いと思われます。

 DPIは359です。これは6インチFHDとほぼ同じ数値で、タブレットとしては相当高精細と言えます。

 カメラも普通は500/200万画素になりそうなところを、あえてしっかりと盛ってきた感じがします。

 しかし難点も無いわけではありません。
 どう考えても、Helio X20、そして8.4インチでこの解像度ならば、4500mAhは確実に少ないと言わざるを得ないのです。Helio P23だったら太鼓判を押していたかもしれませんね。

 それさえ我慢できるなら、1399元(約2万3800円)という価格は目玉が飛び出るほどの高コスパでしょう。今ではスマートフォンでの搭載例がすっかり無くなってしまったHelio X20の新たな路線と捉えてみましょうか。


 幾度となく書いてきたことですが、タブレットはローエンドとハイエンドの二極化がますます進んでいます。しかし、残念なことに確固たる相場が未だ定まっていないのが現状です。
 理由の一つとして、海外では依然として需要が高いことが挙げられるでしょう。安ければ売れるというものでもなく、また過剰な性能も特に必要とされているわけでもないんですね。

 一つだけはっきり言えるのは、ハイエンドタブを8万とか9万とかで売っているのは日本のキャリアだけということくらいのものです。この事実が日本市場においてタブレットの衰退をもたらしたと私は考えています。本当にやめてほしいですね…。