・TECNO Camon X , Pro
・Samsung Galaxy A6 , A6+
・vivo Y71

 今日も発表前の製品をいくつか取り上げます。1週間後とかに思い出したように書くのはあまり好きではないもので…。


TECNO Camon X , Pro

製品ページ(Camon X)
製品ページ(Camon X Pro)

 発表は3月だったのですが各所で色めき立っていたようです。カラバリの違いもあるので詳細は製品ページをご覧ください。
tecnocamonxpro
Camon X
寸法 158.6×75.8×5.2mm
重量 不明
OS Android 8.1
CPU MediaTek Helio P23 2.0GHz*4+1.5GHz*4
メモリ 3GB
ストレージ 16GB , 32GB
MicroSD 128GBまで
ディスプレイ 6.0インチ
解像度 1440*720
メインカメラ 1600万画素
フロントカメラ 2000万画素
バッテリ 3750mAh

Camon X Pro
寸法 157.95×75.2×5.2mm
重量 不明
OS Android 8.1
CPU MediaTek Helio P23 2.0GHz*4+1.5GHz*4
メモリ 4GB
ストレージ 64GB
MicroSD 128GBまで
ディスプレイ 6.0インチ
解像度 2160*1080
メインカメラ 1600万画素
フロントカメラ 2400万画素
バッテリ 3750mAh

 厚さ5.2mmは見た目の数値だそうです。ちょっと意味が分かりませんが要するに最薄部の表記なんですかね。ちょっと考えればIPSで5.2mmなんてのは実現不可能だと分かります。どうやら正確な値は7.8mmらしいので念のため。

 また、スペックシートにSoCが書いていないものの、ローンチ時の資料からHelio P23であることが確定しているそうです。3750mAhは少なくはないですけどProのほうは若干心許ないかもしれません。

 しかしながらセルフィー特化のミドルレンジスマートフォンとしてはかなり魅力的。どうせならFHD+でなおかつ2400万画素に上げられているProを選びたいところですが、無印でも2000万画素あるので十分でしょう。これは上手く差別化を図ったラインナップと呼べるのではないでしょうか。

 価格を調べるとアフリカ大陸が多くヒットすることからも分かるように、ファーストマーケットはやはりケニアやナイジェリアあたりになるらしいです。
 そのうち最も安いのがナイジェリアで、無印Xが60000ナイラ(約1万7900円)、X Proが80000ナイラ(約2万3800円)だそうです。とんでもないコスパですよ、これ。それより幾分高いケニアとガーナでも上乗せは3千円程度ですから、爆売れ必至の予感がします。

 そう言えばTECNOはAndroid GoのF1、HiOSベースのF2も発表していまして、こちらは真のローエンドになっています。価格は1万円前後と思ったほど安くはなく、やはりコスパで考えるとTECNOの場合は上位機種を狙うのが正解だと思いますよ。


Samsung Galaxy A6 , A6+

 ポーランド公式でフライングローンチがあり、A605FN/DSというモデルの存在が明らかになりました。
 A6シリーズはヨーロッパやロシア、中東で販売されるモデルだそうです。
galaxya62018
Galaxy A6
寸法 不明
重量 不明
OS Android 8.0
CPU Samsung Exynos 7870 1.6GHz*8
メモリ 3GB
ストレージ 32GB
MicroSD 256GBまで
ディスプレイ 5.6インチAMOLED
解像度 2220*1080
メインカメラ 1300万画素
フロントカメラ 800万画素
バッテリ 3000mAh

Galaxy A6+
寸法 不明
重量 不明
OS Android 8.0
CPU Qualcomm Snapdragon 625 2.0GHz*8
メモリ 4GB
ストレージ 32GB
MicroSD 256GBまで
ディスプレイ 6.0インチAMOLED
解像度 2220*1080
メインカメラ 1300万画素
フロントカメラ 800万画素
バッテリ 3500mAh

 Sシリーズの廉価版という位置付けでしょうか。ノッチを採用しない18.5:9というアスペクト比はいかにもSamsungという感じがします。

 発売時期に関しては、間もなくという説とQ3という説と二通りあるようですが、3ヶ月も前にポーランド公式が上げるわけもなく、そんな理由から考えれば5月だと思われます。
 ちなみに、どちらも3月中旬にGeekbenchのデータベースへ登場してますので、発表自体はもっと早いかもしれませんね。

 このような状態ですから価格は推測の域を出ないのですが、インドではA6が14999ルピー(約2万4700円)、A6+が19999ルピー(約3万2900円)以下だろうと言われています。旧世代のSoCなのでもう少し安いと嬉しいかなと思うのですが。


vivo Y71

 TENAA通過後には4月5日ローンチと言われていたのにまったく音沙汰ありません。まぁvivoは大々的に予告するようなメーカーではないので、そのうち静かに出てくると思います。
vivoy71
寸法 155.9×75.8×7.8mm
重量 150g
OS Android 8.1
CPU Qualcomm Snapdragon 425 1.4GHz*4
メモリ 3GB
ストレージ 32GB
MicroSD 256GBまで
ディスプレイ 5.99インチ
解像度 1440*720
メインカメラ 1300万画素
フロントカメラ 500万画素
バッテリ 3285mAh

 SoCからも分かるようにvivoのエントリーモデルという位置付けでしょう。中国内では高級志向のメーカーに属しますから、新興国での普及の足がかりとしては重要な1台になるはずです。

 カメラは両面ともf/2.2とのことで、こだわりはやはりディスプレイになるかと。従来の5.5インチサイズの筐体に画面占有率の高い6インチが収まるのはやはり魅力ですね。

 肝心の価格は、インドで12990~14990ルピー(約2万1400~2万4700円)と予想されています。スナドラ425と考えれば高いのですけど、これがいわゆるブランドの価値というやつなんでしょう。


 実際にアフリカに進出している企業は、TECNOをはじめとして中国に本社を置くメーカーが多いです。本土でのシェア争いが苛烈になる前に市場を国外に移したのはまさに先見の明と言わざるを得ません。
 逆に言えば、バングラデシュのSymphonyのように、海外メーカーに負けずにシェアをキープしているのは企業努力に他ならず、各国の落ち目のメーカーも真似るべき姿勢だと思うのです。