・Coolpad Cool Play 7
・HERCLS L925
・TECNO F2 LTE

 たまにはスマートフォン以外のIT系ネタも書いてみましょうか。
 Google Driveのユーザー数が10億人に達したそうです。アップロードされているファイルの合計は昨年時点で2兆を楽に超えていたらしく、クラウドの必要性をまざまざと感じさせるデータだと思います。
 もちろん私も使っていますが、この便利さはまだ使っていない人にも教えてあげたくなるものですよね。


Coolpad Cool Play 7

 終わるかと思っていたシリーズですけど、後継が出てきましたね。
coolplay7
寸法 151×73.4×8.8mm
重量 199g
OS Android ?.?
CPU MediaTek MT6750 1.5GHz*4+1.0GHz*4
メモリ 4GB
ストレージ 64GB
MicroSD 64GBまで
ディスプレイ 5.85インチ
解像度 1512*720
メインカメラ 1300万画素
フロントカメラ 800万画素
バッテリ 2800mAh

 相変わらず中国公式はUSサイトにリダイレクトされます。果たしてそんなCoolpad製品を買っても良いのかという疑問は残りますが、JD.comには普通に出てきていますね。

 ただ、路線としてミドルハイだった先代よりも随分落としてきたのも確かで、やはり勢いとか資本とか、そういった類のものが関係している気がしてしまいます。今更2800mAhとMT6750の組み合わせは貧弱すぎますし、競争力にも疑問を感じるのです。

 価格は999元(約1万6300円)で、他の同スペック製品と比較するとやはり高いです。もう4千円は下でしょう。


HERCLS L925

 どこにも書いてないので分かりませんが、DOOVのグローバルブランドか、もしくはOEM供給を受けているメーカだと思われます。
herclsl925
寸法 154.9×72.7×8.9mm
重量 166.5g
OS Android 7.0
CPU MediaTek MT6750 1.5GHz*4+1.0GHz*4
メモリ 4GB
ストレージ 64GB
MicroSD 128GBまで
ディスプレイ 5.7インチ
解像度 1440*720
メインカメラ 1300万画素
フロントカメラ 1300万画素+200万画素
バッテリ 2800mAh

 Androidのバージョン以外はDOOV L925と共通ですね。セルフィー特化のミドルローです。さらにA15という製品も出ているあたり、グローバル戦略と考えるのが無難でしょうか。

 まずは最も安いGeraBest.comの価格を書いておきます。

GearBest.com Hercls L925 (12583円)

 その他には、ネパールで23884.4615ネパールルピー(約2万4100円)、ドバイで625ディルハム(約1万8900円)などとありましたが、あまりにも価格がバラバラで何がなんだか分かりません。
 それでも、本家DOOVの2199元(約3万5900円)に比べたら極めて良心的ですよ。

 発売は7月28日からだそうです。詳しいことが分かればまた書くかもしれません。


TECNO F2 LTE

製品ページ

 1ヶ月前に3GモデルのF2がリリースされており、そのLTE版になります。
tecnof2lte
寸法 143.8×73.94×9.55mm
重量 不明
OS Android Go
CPU MediaTek MT6739 1.28GHz*4
メモリ 1GB
ストレージ 8GB
MicroSD 128GBまで?
ディスプレイ 5.0インチ
解像度 854*480
メインカメラ 500万画素
フロントカメラ 500万画素
バッテリ 2400mAh

 F2からはセルフィーとバッテリが強化されています。それでもAndroid Goでなければまともに動かないくらいのスペックなのですけど。

 もちろん価格は上がっていて、F2が21400ナイラ(約6600円)だったのに対し、F2 LTEは32500ナイラ(約1万円)と、TECNOのローエンドと考えるとけっこう高めの設定ですね。ケニアの最安でも8999ケニアシリング(約1万円)ですから、手軽に買うためにはしばらく待つのも手だと思います。

 個人的には、新興国向けのAndroid Goの妥当な価格帯を示せと言われたら6~8千円程度と答えます。物価に対する比重はかなり高いので、おいそれと買えるものでないことは確かでしょう。


 アフリカの中で、今後世界でも有数の経済大国になるであろうと言われている国がナイジェリア。消費者物価指数の伸び率は異常なほどで、ぜひグラフを検索してほしいくらいです。
 かつての日本における高度経済成長では、消費者物価指数の変動は1.4倍程度だったそうです。結果的に所得だけが上がったかたちですから、単純に比較はできませんけどね。

 今でも月収が1万円前後というナイジェリアで、一般層がスマートフォンを購入するのはまさに大冒険なわけです。日本で例えるなら、最も安いスマートフォンが20万円くらいだと考えていただければ分かりやすいでしょう。
 となると、当然ハズレは引けないという姿勢になりますから、良いものが市場を席巻する構図が生まれます。
 堅実な製品づくりをしているメーカーにとっては非常に商売がしやすい国と言えるはずです。

 ですから、アフリカで成功しているメーカーが良品を開発している可能性は高くなると思います。中国メーカーの躍進とはまた違った意味での競争がそこにあるからです。