今日は雑談ですよ。ちょっと時間が無いからという理由なのはナイショ (´▽`;)。

 昨年末、このブログを立ち上げるにあたってネタの一つに考えていたのが、「HTMLとCSSの記述について」でした。
 実行に移さなかった理由は二つ。
 一つは、それをやっているサイトは山程あって、今更その競争に参入するつもりもなかったから。
 もう一つの理由は、これは一部でビジネスとして成り立っているから。…でした。

 コンセプトとして、記事の中身でIT系、殊更技術系のビジネスに繋げるのは、あくまで個人的にですけど気乗りしなかったんですね。身銭を切って、時間を割いて、必要な方に必要な情報を提供する立場を貫きたいな…と考えたのでした。

 正直に言うと、タイトルの通りこの現状には納得がいっていないのです。特にホームページ作成代行の価格ですね。
 実際、私はここ数年で2桁近い数の公式サイト作成の依頼を受けて提供してきましたが、商売にはしていません。だってほぼコピペですし、手持ちでテンプレが複数ありますから。大抵「いくらお支払いすればいいですか?」と恐る恐る聞かれるのですが、「あ、お金をとれるような代物じゃないんで結構ですよ」と返答してきました。こう言うと「大した代物でもないものを作りやがったのか」とも受け取られるかもしれませんけど、たぶんできあがったサイトを見れば「本当にタダでいいんですか?」と感じてくださったのではないかと…。
 まぁ、ちょっとした反逆心なんですよ。私が片手間で作ったのと同程度のクオリティで30万も毟り取る業者が存在することに対しての。「単位はペソですか?」と半信半疑で見てみたら「円」でしたよ。もちろんしっかりと一から作成している業者が大半だとは思いますが、悪質なところだとテキスト打ち直しと画像データの差し替えだけで無駄に1ヶ月も作業時間を要求してるんじゃないですかねぇ(^-^;。

 価格って専門的なものほど跳ね上がるのが自由市場の特徴ですよね。「誰もができることではない」から値段が高いのでしょう。
 そう考えると、HPの作成ってそこまで専門的ですか?
 最近は、HTMLを開いてみても書式がバラバラで「明らかにコピペだよね」という公式が多いような気がします。下手したらCSSすらも。スタイルシートを書くのが一番楽しいんじゃないですか、マゾヒスティックにw。
 むしろ重要視されるべきはデザイナーとしての配置や配色のほうであって、そこにのみ「さすがプロ」と思わせる要素があるのではないかと。基本的には、こうした技術系の報酬は時給✕作業時間が普通だと思いますけど、デザイナーに関しては別物なので、それを理由に吹っ掛けてるんだとばかり考えてましたよ。
 どっちにしても対価とは呼べない価格設定だなぁと常々感じていました。たぶん私程度の知識でも、こんなにお金取っていいんだ…というレベルにまでスペシャリティが下がってないですか?

 職種の区分を見ると、これらは「情報通信業」に属しています。不思議なことにクリエイター各種もですよ。一緒くたにするから、デザインと技術がごっちゃになってるんじゃないですかねぇ…。例えば編曲家・マニピュレータなんて作業量の割に儲けが超少ないんですが、いったいなにが"専門的"なのかみんな見失いかけている気がしてなりません。

 …あー、こんな長文になるとは想定外orz