今回はスマートフォンカテゴリにしてみました。iPhoneも混じっているので。

 というわけで、予告通り7月最初の日曜日、海に行ってきましたよ。わざわざ写真を撮るためだけにorz
 本当は夕日が良かったんですけど、次第にまわりにカップルが増えてきて場違い感が漂い始めたので(^-^;、赤くなるのを待たずに撮影してしまいました。時刻は18時過ぎ。それでも少しは夕暮れっぽい雰囲気が出ているかと思います。

 すべてデフォルトで1回撮り。今回は遠景ということもあって横幅を1200pixelにしてあります。元サイズはいつものように括弧書きしている通りです。また、ゴーストが出るかどうかを確かめたかったので、太陽が左端に来るようなアングルにしています。

 まずは実際の色合いからご覧いただきましょう。11年前のデジイチで撮影したものです。

Canon EOS Kiss Digital N (3456*2304)
sea_eos_3456x2304

 820万画素と昔のスペックになりますが、ほぼ見た目通りの色合いが出ます。まぁ太陽の再現度はイマイチで、円形ではなくハレーションで飛んだ感じになってしまっているのは仕方ないでしょう。
 レンズは純正の18mm-55mmでF値は3.5~5.6。AFモードでの撮影です。
 右側の黒い点はレンズに付いたゴミでしたorz 当然ファインダーで見ても分からないのでパソコンに取り込んでから初めて気付くという…。

 ではこれと対比しながらご覧ください。

iPhone 6s (4032*3024)
sea_ip6s_4032x3024

 バッチリ右下に緑色のゴーストが出てしまっていますが、色再現ははなかなかに忠実だと思います。
 海に写った光も優秀ですし、空の色もそれほど実際のものとかけ離れているわけでもありません。ただ、太陽の色は少しオレンジが強いですね。EOSよりは円形で撮れているのでこれはこれでイイとは思いますけど。

NEXUS 6P (4000*2992)
sea_6p_4000x2992

 砂の色は全端末中最も鮮やかで、陰影がはっきりと写りました。やはり赤っぽく撮れてしまう特徴から、逆に得意分野なのかもしれません。
 淡黄色のゴーストと、太陽から伸びる線が邪魔と言えば邪魔。NEXUS 6Pだけにこの線が生じたことは書いておきたいと思います。それと、空の青は少し飛び気味かなという気もします。

GR5 (4160*3120)
sea_gr5_4160x3120

 砂部分が暗すぎですね。タイヤ痕すら見えにくくなっています。空の色も濁った感じがしますよ。また、太陽は上の3つに比べて明らかに大きく、フレアが起きていると推測されます。
 逆光下での撮影はかなり厳しめですね。

P9 lite (4160*3120)
sea_p9l_4160x3120

 思った以上に素直な色合いでした。空の青色も鮮やかとまでは呼べないまでも、なかなか頑張っている気がしますね。GR5とはやはりエンジンが違うっぽいです。
 ただ、夜間の写真でも出た通り、太陽のオレンジ色はちょっとだけ補正がかかっていると思われます。もう少し白っぽく写っていたら言うことはなかったですよ。

ZenFone 2 (4096*2304)
sea_zf2_4096x2304

 右上の空の色は一番デジイチに近かったような気がします。しかしそれ以外はちょっとウソっぽいですね。特に海に近い場所の砂浜の色が明らかに現実のものとは違います。
 もちろん、単体で見たならば不自然と感じるほどではないんですけど、iPhone 6s以上にオレンジが強く出ている影響を受けての結果だと思います。

Ascend Mate 7 (4160*2336)
sea_mate7_4160x2336

 夜間の室内では優秀だったのですが、逆光の条件はかなり苦手みたいですね。空の左側はフレアで大半が飛んでしまっていますし、太陽なのか何なのか分からないほどです。砂の色もGR5よりは明るいものの、くすんだ感じは否めず、シーンとして合っていないのがはっきり分かりますね。

 以上のような感じですけど、なんだかんだ言ってデジイチの素晴らしさが際立ってしまいました。スマートフォンで「見たままに撮る」というのはなかなか難しいことみたいです。一つずつ見れば十分合格点はあげられても、こうして比較すると違いが明確になってしまいます。正直、ここまでの差異があるとは思ってもみませんでしたよ…。

 さて、こうなると次は原色バリバリの花壇でも撮影したらいいんですかね(^-^;。何かご要望がありましたらコメント欄にどうぞ。