そう言えば先日、「Amazon Prime Day 2016」があったんですよね。忙しさプラス金欠から、一切巡ることなく終了してしまったのは些か悲しいです(T_T)。告知以降ずっと、「あれはどれくらい安くなってるかな?」とか「○○円以下だったら買っちゃおうかな」とか考えていたのに、気付いたら13日になってましたorz
 ただでさえ安いネットショップがさらにセールを展開するというのは相当に恐ろしいですよね。ますます地元の小売店は太刀打ちできなくなる一方じゃないですか…。

 さて、今日の話題はこんなところから引っ張ってきましたよ。

オンラインゲーム「Habitat」のソースコード公開 1986年にルーカスフィルムのゲーム会社が制作

 超懐かしいですね、ハビタット。日本でのサービス開始は1990年ということですから、26年も前じゃないですか。
 最初はFM-TOWNSのみでしかできなかったんですよ。なのでPC-9800シリーズに導入されたときにはものすごく惹かれたんですけど、回線環境と財政状況が許さなかったので泣く泣く見送ったのでした…。wikiを読むと分かりますけど、10時間の利用で1万円近くになるという従量課金制だったので、本当に余裕のあるオトナしかいなかったみたいです。今のバーチャルワールドとは大違いですね(^-^;。

 「ルーカスフィルムズ・ハビタット」は世界初のオンラインアバターコミュニケーションゲームとしてその名が知られています。もちろんゲーム要素もあったのですが、実際には今で言うところのチャットアプリみたいな感じだったようです。また、用意されたキャラクターではなく、まるでモンタージュのように各パーツをカスタマイズして自分だけのアバターを作成できるのが、当時としては画期的でした。
 その頃のNIFTYはテキストベースのRT(リアルタイム会議)だったので、ドット絵とは言えグラフィカルなアバターを動かせるというのはとんでもなく魅力的だったんですよね。当然アスキーアートすら無かった時代ですし、まるで別世界の出来事のような感じさえしていましたよ。

 あれから30年近く経ち、アバターはますます進化を遂げています。下手したら現実世界以上に豊富なパーツを組み合わせ、もう一人の別人格の自分に命を吹き込んでいる方も多いのではないでしょうか。オンラインゲームを選ぶ基準にアバター作成の自由度が挙がることも多いみたいです。

 さて、このあと仮想世界のアバターはいったいどうなっていくのでしょうか。ここ30年、バーチャルの進化を見続けてきた立場から、勝手に予想したいと思います(^-^;。

 大まかに分けて3つの可能性がありますね。
 一つ目は、「今のグラフィカル&ポップなアバターが進化する」パターン。
 二つ目は、「よりリアルに近いアバターとして進化する」パターン。
 そして三つ目として、「自身をスキャニングして取り込んだアバターを動かせる」という近未来型。VR技術の進化が、近い将来「SAO」に描かれているようなスキャニングを可能にするものと思われます。あ、その時になってダイエットしても遅いですからねw。

 個人的には、二つ目はそろそろ頭打ちかなという印象を持っています。可能性としては実映像のように動くところまで進むとは思いますが、現代の写真加工文化を見る限りでは、おそらくそれすらも満足できない輩が噴出する予感。結局、虚飾趣味がバーチャルに移行するだけじゃないですかねぇ。ならばデフォルメされた一つ目のパターンのほうが、まだ発展型が多岐に渡ると思うのです。

 さらに、仮想世界でできることもますます増えていくでしょうね。
 ハビタットに憧れた身ですので、当然「meet-me」はサービス開始早々に会員なったクチであります。頑張ればリアルマネーだって手に入れられることに驚愕を覚えました。そこには現実の会社が広告を出していて、「ゆくゆくはこっちのほうが広告業界のメインになるのかも…」なんて思ったものですが、あまりにもバーチャルマネーが増えなくて数ヶ月でリタイアしたのでした(^-^;。バーチャルワールドでも貧富の差を感じてしまうとか、切なすぎるw。

 ですから、リアルマネーは当然動くようになるでしょうし、それに伴って仮想世界だけに展開するビジネスの形態も出てくるでしょうね。おそらくは電子データの売買が始まるのではないかと推測しています。例えばネットゲームのレアカードとか、攻略用アカウントとか、今までは金銭的価値として認められなかったものでも、リアルマネーもしくはバーチャルマネーでのやり取りが解禁になるのではないでしょうか。障壁はたぶん法律なんでしょうけど…。闇でチートツールとかも横行しそうですけどね。

 あとはVR機器の進化に付随した仮想現実の販売ですかね。ハーレムとかハーレムとかw、南の島とか、太陽系外の惑星とか…。そこにはAIの要素も絡んでくるので、きっと想像だにしない世界が待っているはずです。

 あ、でもあまり進化してほしくないのはアバター同士のコミュニケーションに関する文化の面ですよ。仮想世界でも結婚とかができるようになったら重苦し過ぎるw。「運命の人!!」と思っても実はネカマだったりしたら目も当てられない(^-^;。それはリアルでも同じとか言わないのw。

 う~ん、考えるとワクワクしてしまいますね。少なくとも、ハビタットが隆盛を極めたあの頃からわずか30年でここまでのものになるとは、誰も考えもしなかったのではないでしょうか。