人間も熱暴走しそうなくらい暑い毎日が続いてますが、電子機器もやはり熱は大敵ですんで、今日はその対策をまとめてみたいと思います。
もしかしたら珍しくニーズがあるかもしれないということで(^-^;、端末別に。
○デスクトップパソコン
筐体が大きくなるほど熱暴走しにくくなりますが対策は必要です。
まずは温度のモニタリングから。ソフトウェアレベルで監視するなら「HWMonitor」とか「Core Temp」とかがおすすめ。CPUの温度が60度を超えるとかなり危険です。落ちないうちに策を講じたほうがいいでしょう。HDDも非常に熱に弱いので、取り返しの付かないことになる前に対応したほうがいいと思いますよ。
基本的には風通しをよくすることです。特に背面で熱が溜まってしまわないように、壁との距離を20cm程度は確保するべきです。よく机の下で壁にピッタリ付けている方がいますので、今一度ご自宅の設置状況をご確認くださいね。
夏の間だけファンの回転速度を上げるという手もあります。「SpeedFan」で調整できるならそれでもいいのですが、対応していないファンも多いので、できればBIOSで指定してあげたほうが確実です。3ピンのファンやペリフェラル接続は回転数が固定のものがあるため、ファンコンを噛ませていたりもしましたが、今の時代ファンコンってあまり見なくなりましたねぇ…。直接サーマルセンサーを貼って温度をモニタリングできるのは便利ですよ。うちのはscythe製品だらけですけど、この時期はとっても重宝します。
ファンについて補足すると、ゴミやホコリが多数付着していると送風能力が落ちますから、常にきれいにしておきましょう。エアダスターで飛ばしてやるだけでもかなり違いますよ。
あとはやはり冷房を使って部屋の温度を直接下げてあげることですかねぇ。実はこれが一番確実。どんなに風を当てようと、室温以下に冷えることはないため、最も効果的というわけです。
何はともあれ備えあれば憂いなしということで。
○ノートパソコン
デスクトップパソコンに比べるとファンも小さく排熱効率は低いです。大半のものは本体下部から吸気して側面や背面で放出という形状だと思いますが、高性能であればあるほど夏場は厳しくなるということを覚えておきましょう。
また、シロッコファンだとHDD等から出た熱は逃がせません。触って熱いと感じるようなら、台座タイプのノートPCクーラーを導入したほうがいいかもです。可能な限りお金をかけたくないということであれば、ゴム脚を4つ用意して乗せるだけでもけっこう違いますよ。デスクトップと同様ですが、周囲に物を置かないという点も心がけましょう。
あと、必殺技の一つとして、据え置き限定でしか使わない職場のノートPCならバッテリを外してしまうという方法もあります。劇的なまでの効果は期待できませんが、余計な熱が発生しないので各パーツの寿命には好影響です。
○スマートフォン等
車の中や直射日光が当たるところに置いておくのは厳禁です。ある程度の温度になると安全機能が働いて電源が落ちるようになっている端末が大半ですけど、その場合は再起動の条件が「冷えること」なので使えるまでに非常に長い時間がかかってしまいます。さらに、早く冷やしたいからと言ってクーラーの風を直接当てるのもアウトですよ。内部で結露が発生して壊れてしまうことも…。最大の対策は「熱くしないこと」なんです。
スマートフォンにはファンのような強制的排熱機構が備わっていないので、ゲームなどの激しい処理をさせ続けるとどんどん熱が蓄積されていくんです。ブラウジングあたりだとそれほど問題ありませんけど、バックグラウンドで複数のアプリが常駐しているならなるべく解除しておいたほうが賢明ですね。
また、全体を覆うタイプのカバーやケースは熱がこもる原因になります。金属筐体ではその特性を活かした排熱を妨げることになってしまいますし。外で使う機会が多ければバンパータイプがおすすめです。
以上、長々と書いてきましたけど、すべての機械に当てはまるのは「使用電力量と発生する熱量は比例する」という点。つまり高性能なものほど熱が出るということに他なりません。使った電気は熱になっているわけです。裏を返せば、スマートフォンの電池の減りが速いと感じる方こそ対策が必要だと言えるでしょう。5.0以降のAndroidの機能として備わっているバッテリーセーバーを使えば、強制的にクロックを落とすことも可能なので、試す価値はあるかもしれませんよ。
というわけで、大変な事態にならないうちにしっかりと対策を講じておきましょうというお話でした。
もしかしたら珍しくニーズがあるかもしれないということで(^-^;、端末別に。
○デスクトップパソコン
筐体が大きくなるほど熱暴走しにくくなりますが対策は必要です。
まずは温度のモニタリングから。ソフトウェアレベルで監視するなら「HWMonitor」とか「Core Temp」とかがおすすめ。CPUの温度が60度を超えるとかなり危険です。落ちないうちに策を講じたほうがいいでしょう。HDDも非常に熱に弱いので、取り返しの付かないことになる前に対応したほうがいいと思いますよ。
基本的には風通しをよくすることです。特に背面で熱が溜まってしまわないように、壁との距離を20cm程度は確保するべきです。よく机の下で壁にピッタリ付けている方がいますので、今一度ご自宅の設置状況をご確認くださいね。
夏の間だけファンの回転速度を上げるという手もあります。「SpeedFan」で調整できるならそれでもいいのですが、対応していないファンも多いので、できればBIOSで指定してあげたほうが確実です。3ピンのファンやペリフェラル接続は回転数が固定のものがあるため、ファンコンを噛ませていたりもしましたが、今の時代ファンコンってあまり見なくなりましたねぇ…。直接サーマルセンサーを貼って温度をモニタリングできるのは便利ですよ。うちのはscythe製品だらけですけど、この時期はとっても重宝します。
ファンについて補足すると、ゴミやホコリが多数付着していると送風能力が落ちますから、常にきれいにしておきましょう。エアダスターで飛ばしてやるだけでもかなり違いますよ。
あとはやはり冷房を使って部屋の温度を直接下げてあげることですかねぇ。実はこれが一番確実。どんなに風を当てようと、室温以下に冷えることはないため、最も効果的というわけです。
何はともあれ備えあれば憂いなしということで。
○ノートパソコン
デスクトップパソコンに比べるとファンも小さく排熱効率は低いです。大半のものは本体下部から吸気して側面や背面で放出という形状だと思いますが、高性能であればあるほど夏場は厳しくなるということを覚えておきましょう。
また、シロッコファンだとHDD等から出た熱は逃がせません。触って熱いと感じるようなら、台座タイプのノートPCクーラーを導入したほうがいいかもです。可能な限りお金をかけたくないということであれば、ゴム脚を4つ用意して乗せるだけでもけっこう違いますよ。デスクトップと同様ですが、周囲に物を置かないという点も心がけましょう。
あと、必殺技の一つとして、据え置き限定でしか使わない職場のノートPCならバッテリを外してしまうという方法もあります。劇的なまでの効果は期待できませんが、余計な熱が発生しないので各パーツの寿命には好影響です。
○スマートフォン等
車の中や直射日光が当たるところに置いておくのは厳禁です。ある程度の温度になると安全機能が働いて電源が落ちるようになっている端末が大半ですけど、その場合は再起動の条件が「冷えること」なので使えるまでに非常に長い時間がかかってしまいます。さらに、早く冷やしたいからと言ってクーラーの風を直接当てるのもアウトですよ。内部で結露が発生して壊れてしまうことも…。最大の対策は「熱くしないこと」なんです。
スマートフォンにはファンのような強制的排熱機構が備わっていないので、ゲームなどの激しい処理をさせ続けるとどんどん熱が蓄積されていくんです。ブラウジングあたりだとそれほど問題ありませんけど、バックグラウンドで複数のアプリが常駐しているならなるべく解除しておいたほうが賢明ですね。
また、全体を覆うタイプのカバーやケースは熱がこもる原因になります。金属筐体ではその特性を活かした排熱を妨げることになってしまいますし。外で使う機会が多ければバンパータイプがおすすめです。
以上、長々と書いてきましたけど、すべての機械に当てはまるのは「使用電力量と発生する熱量は比例する」という点。つまり高性能なものほど熱が出るということに他なりません。使った電気は熱になっているわけです。裏を返せば、スマートフォンの電池の減りが速いと感じる方こそ対策が必要だと言えるでしょう。5.0以降のAndroidの機能として備わっているバッテリーセーバーを使えば、強制的にクロックを落とすことも可能なので、試す価値はあるかもしれませんよ。
というわけで、大変な事態にならないうちにしっかりと対策を講じておきましょうというお話でした。